Home > ジョシュア(Ep2C0 Deus ex Machina -機械仕掛けの神-) 1p・2p・3p・4p・5p
−− 楽器を返却するためにバラの家に来たジョシュア。 −−
『お、本当に返しに来たな?
ふっ……やはりワタシは見る目があるな?』
−− ジョシュアから楽器を受け取る。 −−
『どうだ?演奏はうまくできたか?
このバラ様の楽器にふさわしい演奏をしただろうな?』
『もちろん楽器がすばらしいから演奏も自然とすばらしくなりましたよ。』
『みんな喜んだ?うん?笑った?』
『……みんな喜びました。
笑ってくれました。』
『それならよかった。へへ。
ふむ……ワタシはやっぱりすごい音楽家なんだ。』
『すばらしい楽器を貸してくださりありがとうございました。
では……これで。』
『ふむ。あの……調律をしてくれたこと、ありがたく思ってるぞ。うん……。
いや、ワタシができないからじゃなくて……分かるだろ?ゴホン。
じゃあな〜!!』
『はい。さようなら。』
(じゃあ……ネロリーさんのところに行ってみるか?クラドのクエストショップに行こう。)
−− 客が2人。リュックを背負い、橙色の帽子を被った少年と、民族衣装にバンダナをした少女がいる。 −−
ネロリー&オレン:
−− 少年がクエストショップをを後にする。 −−
少女:
ネロリー:
−− 入り口付近で立ち止まる。 −−
(まだ他のお客さんがいるようだからここでちょっと待つことにするか……。)
『……なのよ。
どう?おもしろいでしょう?』
■ここから暗転までの ビエタとネロリーは小台詞枠でした。■
『エルティボ……。
はあ。本当に話を聞くだけでもおもしろそうですね。
わたしも行ってみたい。』
『今度一緒に行こうよ。
私は新しい武器について調べるためにブルーコーラルにも行ってみようかと思うんだけど。』
『……ふう。ビエタはいいな。
わたしは……このお店を守らなければならないから……。』
『ご、ごめんね。私、あなたを傷つけちゃったみたいね。そんなつもりはなかったんだけど。』
『いいえ。
……ビエタは悪くないからそんなふうに思わないで。
こうやって話をしに来てくれてうれしいんだから。』
『……うん、他の話しよっか。
この前さあ、うちの村に……。』
□
−−暗転−−
ネロリー:
−− ジョシュアがカウンターに近付く。 −−
『あら!お客さんが来たことに気づかずに話し込んでしまいましたね。
本当に申し訳ありません。ああ……。
久しぶりにビエタが遊びに来たのでうれしくてつい……。』
『気にしないでください。
ひとりで働いてるとどうしても人恋しいものですから。
気の合う人とのおしゃべりは楽しいって言うじゃありませんか。』
『ふう〜、でも……厳然たるクエストショップの職員なのに……。
わたし、すごく子供っぽいでしょう?恥ずかしい。』
『とんでもない。
若いのに立派に一人前の仕事をしてるじゃないですか。町の人達はとても誇らしいと思っているようでしたよ。聞いたとおりステキな方ですね。』
『あ……あら、本当にお言葉が上手な方ですね。
恥ずかしいわ。』
『ところでどういったご用ですか?
冒険者……でしょうか?仕事を探しにいらっしゃったのなら……。』
『いえ、そうではありません。
人を捜しているんです。』
『人?友達……ですか?』
『友達……なのかな。
ハハハ。まあ、そういうことにしておきます。』
『そういうことにしておく〜なんて、本当におかしなことをおっしゃいますね。
とにかく、どんな人ですか?
ここに立ち寄る旅行者はたくさんいるので、お役に立てるかは分かりませんが。』
『オレの捜している人はオレ自身……と言いましょうか。
アハハ、頭のおかしなやつでも見るような表情ですね。
説明する方法が悪かったでしょうか?うーん……そうですね……。』
『オレと似ている人と言っておきましょう。
実はオレも会ったことがないので詳しくは知りません。』
『あら、会ったことがない人をどうして捜すのですか?』
『会ったことがある人なら捜す必要がないかもしれません。
オレは、会ったことがないから捜しているんです。会ってみなければならないから。』
『うーん……会いたいですか?』
『会いたいのだろうか……。
すみません、オレもよくわかりません。そういうことは。』
『そういこと?』
『会いたい……のか、会わなければならない……のか。それが分からないんです。
だからやっぱり会ってみたほうがよさそうでしょう?何かが起きるとかドキドキする……それが悪夢であることをはっきり分かっていながらも覚めない夢のように妙な感じと言うか……。』
『う〜ん、何をおっしゃりたいのか分かるような分からないような……。
とにかくクエストショップ職員としてお答えするならば……うーん……。
……分かりません。
でも、見たことないと思います!お客さんみんなを覚えることはできませんが、あなたみたいな美男子なら忘れるわけありませんから。』
『でもはっきりとはお答えにならないんですね?
やはり思慮深い方ですね。』
『本当に誉め言葉がお上手だこと。
はっきりと答えられないのは、帽子を被っていたりすると見ても気づかなかっただろうからです。
少なくとも素顔であなたに似ている人は見ませんでした。
お役に立てました?』
『はい。
ありがとうございます。』
『よかった。そしてよろしければもうひとつくらい、役に立とうかと思うのですが。』
『是非。』
『ナルビクのアクシピターのアレンさんに会ってみてください。
あの方は有能で頭もいいので、あなたを助けてくれると思いますよ。』
『ありがとうございます。本当に優しい方ですね。
あ……ところで料金はいくらですか?』
『料金?
クエストショップで情報を得たから料金を払わなければと思っているんですか?
……珍しく正直な旅行者ですね、あなたは。
普通は一銭でも踏み倒そうとするのに。
特別にタダにして差し上げますよ。』
『それでも大丈夫ですか?
……高く言ってくださっても構いません。オレは、あなたが思ってるよりは金持ちでしょうから。』
『どこかの王子様か貴族のお坊ちゃんじゃないか〜なんて思ってましたが、本当にそれよりもお金持ちなら一体何者ですか?
ほほほ。夢いっぱいの少女を相手にそんな大きなことを言うものじゃありませんよ、旅行者さん。
とにかくタダにしてあげたいので、早く行ってください。あなたは絶対私が思ってるより貧乏なはずですから!!』
『では……思いがけない好意、ありがたくいただきます。
さようなら。』
ネロリー:
−− 店中央まで歩き立ち止まる。 −−
(ナルビクか……。まあ、もうちょっと大きな都市に行ったほうがいいだろう。
アクシピターのアレンという人を訪ねてみよう。)
−− クエストショップを後にするジョシュア。入れ替わりに茶髪とコートを羽織った少年、マキシミンが入ってくる。 −−
『こんにちは。 働き者のアルフレッド のネロリーです。どのような仕事をお探しですか?
働き者のアルフレッドでは様々な仕事を用意しています。いつでもお訪ねください!』
『……やっぱり。
ここでも初対面扱いか。』
□
−−暗転−−
■知っている人ならば、2人共、後ろ!後ろ!
と言いたくなるこの場所。
ニアミスにプレイヤーが気がつけるのは、ジョシュアサイドだけだったりします。(苦笑)■
−− ナルビク中央が映る。上にクリス、フィスカー、バーク。右にルシアン、ティチエルが見える。
ルシアン、ティチエルを中央にくる位置までスライドしてくる。 −−
『じゃあ行こう!アレンのところに行ってゼリーキング討伐に参加するって言おう!』
『うん!
そこで他の人達に会えるかもしれないねっ。へへ。』
ルシアン&ティチエル:
−− アクシピターへ、歩いて行くルシアンとティチエル。
視点がフィスカー達へと移る。 −−
『フフフフ〜。俺達にも作戦があるんだ!』
『あるんだ!
うちの大将は頭がものすごくいいんだ!お前ふざけるな〜〜!!』
『何?作戦?
ウソっぽいけど……おじさん達よ〜!』
『本当に作戦があるんだ!このガキが!!』
『その作戦というのはな〜!!』
−− 左上ー西側からジョシュアが歩いて来る。 −−
クリス:
『……。』
(道が塞がれているな……。)
『フフフ。俺達は爆弾を用意したんだ〜!驚いたろ?なあ?
びっくりしたか、こいつ?』
『びっくりしたか、こいつ?
びっくりしただろう。あまりにもびっくりして言葉が出ないな〜フフフ。』
『あまりにもあきれて言葉が出ないぜ!』
『な、何だと?
こいつ?!』
『こいつ?!』
『ふん、怖がるとでも思ったか?
実際おじさん達が爆弾をまともに投げられるわけ?』
(うーん……。なんとなく雰囲気が険悪だぞ?
どうしようか……。)
『投げられるとも!』
『ボク達をばかにしてるのか?
ボク達は怖いんだぞ〜。
ゼリーキングも一発で倒せる……いや、ゼリーキングは無理だろうけど……。
どうせゼリーキングを倒したヤツを痛い目にあわせてゼリーキングの証さえ奪えればいいんだ!
あんなニワトリは全然怖くない!!』
『俺達の力を見せてやる!!』
『……!!』
『これでも食らえ〜!!』
『食らえ〜!!』
『こ、こ、このおじさん達バカか!?
ワアアアッ!!』
−− 爆弾をクリスに投げつけようと腕を振り投げるフィスカー。危険を察しクリスを突きどかし、爆弾を跳ね返すジョシュア。爆弾はそのままフィスカーの元に戻り爆発する。 −−
クリス:
『あ、しまった……。』
(あちゃあ……。他の方向へ飛ばそうとしたのに……。
わざとじゃないが申し訳ないことをしたな。)
−− 逃げるように右下ー左側へ走り去る。 −−
パーク:
『……初めて見るヤツだけど……。』
□
−−暗転−−
−− 武器屋前の広い場所で立ち止まっているジョシュア。 −−
『ああ……また無駄に干渉してしまった。
はあ……。』
−− クリスへと視点が移動する。−−
『……。』
−− 視点がジョシュアに戻る。 −−
『……。』
(……ばればれなのに、尾行してるつもりか……。
まったく。
とにかくアレンさんに会いに行かなければ。アクシピターを訪ねればいいんだったよな。)
□
−−暗転−−
『……忙しい忙しい〜忙しい忙しい……。
はあ、忙しくてたまらない!う〜ん、だからこの部分の計算が……う〜ん……。』
『……本当に忙しそうだな。
人が入ってきても全然気がつかないみたいだ。』
『忙しい忙しい……忙しい……だから、そうやって……うんうん……。
ああ、忙しくてたまらない!う〜ん、だから……。』
『こんにちは。』
『こんにちは。ようこそいらっしゃいました。
アクシピターは王室直属ギルドです。立派な若者が広い世界にはばたくための登竜門です。
民生治安問題の仕事をします。
アクシピターへの加入をご希望ですか?申し訳ありませんが今は支部長が不在なので新規登録を受け入れることができません。
残念ですがまたの機会に……。』
『あ、いいえ。
そうではなくて……お聞きしたいことがあって訪ねました。』
『ああ〜また間違ってる……。まったく、一体なんで数字が合わないんだ?
あの、申し訳ありませんが何か質問があるのでしたら他のところへ行ってください。
初めて見るようですが……冒険者のようですね。
クエストショップや酒場にでも行ってみてはどうでしょう?』
『ナルビクにいる船員達がいくら荒々しく無礼でも、
たぶん今の私よりは親切でしょうから。はあ……。
ゼリーキングはまた現れるし、使える人はいないし……、ああ〜、気が気じゃない。』
(初めて……見る、か。
この人に聞いても特別な答えは出てこなそうだ。)
(それはともかくゼリーキング……。どこかで聞いたような……?
あ、少し前に道で会った人達が大声で騒いでいた話だな。)
『うあ〜、まだそこにいらっしゃったんですか?
本当に申し訳ありませんが今度……いや、あの、もし時間がありましたら
ゼリーキング討伐に参加……あ、いえ、そうじゃなくて……。
本当に気が気じゃない。支部長はいつ戻って来るんだ……。
しくしく。』
(……。)
(……あれ、今外の方で何か聞こえたようだが……?
いや、オレの勘違いか。うーん……。)
『あっ、行かれるのですか?お気をつけて。もし時間があれば……いや、これは忘れてください。』
□
−−暗転−−
■後2ページ分かかりそうな気のするジョシュアです。
最後の外で聞こえた音……、もしかするとクロエ到着(伯爵宅)の音ではないかと。エピ1メンバー分を見ていませんから予想ですが(汗■
→続きの話、ナルビク街中へ
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