Home > アナイス(Ep2C0 Magnum Mysterium) 1p・2p・3p・4p・5p
■ プロローグ分補足解説:過去夢の後リモナード外の森で目覚めました。その際ロングソードにくまのタイを貰っています。 ■
−− 町に着き橋の手前で立ち止まる。 −−
『わぁ〜っ
くまさんのタイ、カッコイイ!』
−− 抱いていたクマを高く持ち上げ、再び抱き抱える。 −−
『やっぱりアナベルとお揃いだからカッコよく見えるのかも。だよね?』
『わぁ!くまさん、この町を見て!』
−− 右手側を向き、目を輝かせる。 −−
『面白い!見てみよう!』
−− 辺りを見回し駆け出す。 −−
□
−−暗転−−
−− 蛍光ピンクの色をした池がある。駆け寄るアナベル。 −−
アナベル:
□
−−暗転−−
−− 渦を巻いた線路がある。 −−
アナベル:
−− 線路に沿って走るアナベル。 −−
□
−−暗転−−
アナベル:
−− 花に水をまく少女を見つけ駆け寄るアナベル。 −−
『わぁ、キレイな花がたくさん!』
『勝手に触らないで!
私が愛をこめて育てた花が散ってしまったらどうするつもりかしら?』
『アナベルはキレイだなと思っただけだよ、ぶーっ!』
『レディは無暗に他人のものを勝手に触ったりしないわ!』
−− 地団駄を踏む。 −−
『アナベルはしたいことは全部するの!』
『なんて無礼な子なんでしょう。
でも、ここはどうやって来たのかしら?』
『わかんない。怪しいおじさんに会ってから、ここに来ただけだよ?』
『鏡さんにも会わずにかしら?』
『鏡?何それ?食べ物?
アナベル、お腹空いた……。』
『おかしいわね。
そんな筈は……。』
(熊の賢者様に知らせないと。)
『アナベルはここは初めて来たの。キレイな花もたくさん!』
『ストップ!触らないでもらえる?』
『アナベルはちょっと見てただけなのに、何で叫ぶの!
(わぁ〜あのスカートすっごい可愛い。私の方が似合うよ!)
『アナベル、そのスカート着てみたいけど、いい?』
『ダメ!私が作ったの。
手製品だから世界に一つしかないのよ。』
『うん、すっごく可愛い。
だから、一回だけ。』
『私は同じ言葉を繰り返すことは好きじゃないわ。』
『ケチ!もういらないもん!
アナベルのスカートの方がずーっと!可愛いもん!』
『ぶつぶつ言うのはやめて、熊の賢者さんのところに行って。
そうしないとこの町から追い出されるかもよ。』
『アナベルはここが気に入ったの!
何で追い出されなきゃいけないの?』
『この町は誰でも入って来ていい町じゃないわ。早く町の入口にいる熊の賢者、ピッピさんのところに行って。私は忙しいから。』
−− 顔の横で手を上げ怒る。 −−
『アナベルに指図するな!
勝手にするから!べー!』
−− その場を北方に立ち去る。 −−
□
−−暗転−−
−− 熊の人形の南方にある橋を渡り近寄るアナベル。 −−
アナベル:
−− 熊の人形がアナベルの方を向く。 −−
『わぁ!チョーおっきいくまさんだ!
くまさん、見て!』
『ここにはどうやって入って来たの、お嬢ちゃん?』
『うん?あそこの可愛いもの売ってるお姉ちゃんも同じこと言ってた。
アナベル、よく分かんない。聞かないで。アナベル、イライラしちゃうから。』
(何も覚えていないんだな。)
『そうか、ここには何の用で来た?』
『分かんない。目を覚ましたらあそこの芝生で寝てたよ。あ、お尻が湿ってる。』
−− 右方、アナベル達の背後の橋から歩いて来る。 −−
『ティクタクッティクタクッ』
−− 熊の賢者の後ろにやってくるが、アナベルに気がつき隠れる。 −−
『今のなに?時計じゃないの?
わあ〜!!ここ面白いね!』
−− 時計の顔を見ようと数歩、熊の左下側に回り込む。 −−
『恥ずかしがり屋の子だから……。』
『うう、震えてる。
アナベルが怖いの?』
『そうじゃなくて……。』
『ティクタクッティクタクッ』
−− 元の場所に戻る。 −−
『時計さん!何で私を怖がるの!
アナベルはくまさんみたいに可愛いのに!』
『ティクタクは怖がりだから君が理解しておくれ。
名前がアナベルと言ったな?
アイスクリームは好きか?』
『すっごい好き!』
『よし。最近色々と仕事があるんだが
町の皆に挨拶するついでに、ちょっと手伝ってくれないか?』
−− 不満そうに抱いていたクマを掴んだままぶら下げる。 −−
『アナベルはそういうのイヤ!
早くアイスクリーム食べたい!』
『この町では売っていないんだよ。
でも、とても活気のある楽しい町で売ってるんだ。』
『じゃあ、アナベルはそこに行く!』
『そこは危ないところだから、ここで少し休んでから行った方が良いと思うぞ。』
−− 賢者に背を向け、クマを地面に投げつける。 −−
『アナベルはそんなの関係ないもん!』
『待ちなさい、腕のそれ……怪我したのか?
どこで怪我したんだ?』
−− さらに背を向ける。 −−
『違う!
アナベルは全然弱くないもん!』
(そうだ!過去の性格がまだ残っているのなら……そうだ、そうしよう。)
『見るからにまだ小さい子供だからなぁ……。
そんな危ない町に行ったら、怖い人達にすぐに捕まってしまうよ?』
−− 賢者にあっかんべーする。 −−
『違うってば!!!アナベルの言ってること、無視しないで!!!』
『強い人をいうのは町の人達を手伝う事が出来るんだ。やってみるか?』
『うぅ……うん。アナベルが強いって見せてあげる!』
『そうか。では、町の皆の依頼を解決してからまたおいで。私はここで待っているから。』
−− 時計の傍に歩いていく。 −−
アナベル:
−− 南方の橋を渡り中心部に向かう。 −−
(逆に何も知らない方が良いかもしれないな。)
□
−−暗転−−
■ 通常クエスト3種。ティクタク収集系・ブリンブリンお使い系・モンストローお使い系。
通常クエストだったのでSS一切撮ってませんでした。 ■
『ハハ、仕事が終わったのか。
強い子だったのに、私が気が付かなかったな。
さあ、約束通りアイスクリームを売る町に行く方法を教えよう。
町の入口にいる鏡を訪ねるといい。
ナルビクに君を送ってくれるだろう。』
『ナルビク?
アイスクリームを売っている町の名前なのね!』
『そうだよ。
鏡を訪ねたらすぐにナルビクに送ってくれるから、ここから必要な物を用意してから行くといい。
では、また遊びにおいで。』
『ふむ?どこかで見たことがあるような……?
この町は初めてか?』
『うん、初めて。
あなた、鏡なのに喋れるの?面白い!』
『ふむ、私の勘違いかな。
君。あそこにいる醜い鏡と私のどっちがきれいだと思う?』
『どっちもどっち……。』
『ううん、今喋ってる鏡の方がきれい!』
『本当か?ふふっ。
そうか。私を訪ねたということは、向こうの世界に行きたいんだな?
綺麗と言ってくれたお礼に私が特別に送ってあげよう。
この町の人々はあんまり私のところには来てくれないんだ。
私はナルビクに行く通路のみ開けることができる。
私が一番好きな町なんだ。』
『ナルビク?そこに行ったらアイスクリームがあるの?』
『私がするのは移動だけ。
他は君がするんだぞ。』
『うんうん!』
『よし、つかまってろよ〜!』
□
−−暗転−−
−− ナルビクのワープ装置から歩いて出てくるアナベル。 −−
アナベル:
−− 不満そうに立つ。 −−
『鏡のおじさんはレディにこんな扱いしていいと思ってるの?
ちぇ。』
−− 辺りを見回す。 −−
『わ〜!この町、人がたくさんいる!!
クンクン、海のにおいがする!』
−− クマを持ち上げる。 −−
『アイスクリームは後で食べる!
くまさん、何して遊ぶ?』
−− 町の南方から2人の少年が歩いて来る。 −−
『うん?子供だ!』
−− 歩いて近寄る。 −−
『元気?』
■ 顔付きセリフ枠でした。 ■
『だ、だれ?……。
見ない顔だけど……?』
『うん、初対面だよ!』
『なのに、元気?って……。
お前、僕のこと分かる?』
『ううん、わかんない。挨拶しちゃダメなの?一緒に遊びたくて挨拶しただけだよ。
あと、アナベルはお前じゃない。アナベルだよ。』
スリ1&スリ2:
(この子、誰だろう?どこかで会ったのに僕が覚えていないのかな?)
『僕たちは今……アレンさんのお使いに行ってるから……。』
■ ()のセリフは顔付きセリフ枠でした。 ■
『その代わり、カッコイイ犬に会える場所を教えてあげる。』
アナベル:
『犬、嫌い?』
『好き!』
『じゃあ、リカスおじさんのクエストショップに行ってみて。この近くだよ。俺たちが言ってた犬が住んでるんだ。
名前はムートで、茶色のカッコイイ犬だよ。年寄りだけどね……。』
『ムート?ワンちゃんの名前がムートなの?
カワイイ〜!』
スリ2:
−− スリ少年2、レミーの方を向く。 −−
『レミー!!
お前、顔が赤いぞ。』
−− スリ少年1、ディックの方を向く。 −−
『…………。』
『一人で行きたくないなら俺たちがリカスおじさんのクエストショップまで連れてってあげようか?』
『えっ、アレンさんのお使いはどうするの?』
−− 不満そうに顔を逸らす。 −−
『ありがとう!でも、アナベルは一人で行けるよ。くまさんと一緒だから大丈夫!
お使い頑張ってね。アナベルに親切に話してくれてありがとう。』
『じゃあ、アナベルはクエストショップに行くね、バイバイ〜!』
−− 2人の脇を抜け南方へ歩いて行く。 −−
スリ1&スリ2:
−− アクシピター方面へと歩いて行く。 −−
−− 立ち止まり、クマを持ち上げ話しかける。 −−
『くまさん。早くワンちゃんに会いに行こう〜。』
□
−−暗転−−
■アナベルは良くも悪くも素直な子だなぁと、改めて思います。行動の表現をどうしてくれようか……。
あと、レミー可愛いですよねぇ、ツンデレのクリスとは大違いの反応だ(笑)■
→続きの話、クエストショップへ
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