Home>ボリス(Ep1C1 期待と不安) 1p・2p・3p
−− アロナ町長の前まで歩いてくるボリスとルシアン。 −−
『あのぅ、あなたがライディアの町長ですか?』
『そうだけど……。
何の用かしら?』
『我々はアクシピター所属の見習い騎士です。
シュワルター支部長より書簡を預かってきました。』
−− ルシアンがアロナに書簡を手渡す。 −−
『確かに受け取りました。手紙を届けてくれてありがとう。
では、これをシュワルター様に。』
−− 書簡をルシアンに手渡す。 −−
−− ルシアンが元いた位置まで戻る。 −−
『長旅で疲れていらっしゃるでしょう?お茶をお出ししますわ。
ライディア産のお茶は格別ですのよ。』
『わぁ、楽しみだな〜♪ 喜んで……。』
『いえ結構です。我々は任務中ですので。』
『お心遣いだけいただいておきます。』
−− ボリスの方を向く。 −−
『えーっ!お茶を飲むぐらい、いいじゃないか!きっとスゴくおいしいよ。』
『仕方ありませんね。それではお土産におひとつどうぞ。』
−− アロナの方を向く。 −−
−− ため息をつくがアロナの傍まで寄りお茶を受け取る。 −−
『ありがとうございます。』
−− 元の位置に戻る。 −−
『あと……個人的なお願いがあるのですが、聞いていただけますか?』
『…………。』
『ゼリーリーフ10個を取ってきて欲しいのです。
ゼリーリーフはライディアの外にいるリーフゼリッピが落とします。』
■1、ゼリーリーフを持ってくる。 or 2、時間がない。悪いけど断る。
の2拓でした。持ってくる選択です。■
『私のわがままを聞いてくださって、ありがとうございます。
リーフゼリッピは弱いモンスターです。
それでも体力が減ってきたら、ちゃんと回復アイテムを使って戦わないと危険です。
あらあら、もうご存知でしたか。ごめんなさいね。
では、お待ちしております。』
□
−−暗転−−
『ゼリーリーフ10個、持ってきたよ〜。楽勝、楽勝♪』
−− アロナにゼリーリーフを手渡す。 −−
『ありがとうございます。
つまらない物ですが、お受け取りください。』
−− SEEDを手渡す。 −−
『わぁ、ありがとう。』
−− 元の場所まで戻る。 −−
『…………。』
『こちらこそ、ありがとうございます。
手紙を届けてくださった上、私のわがままにまで付き合ってくださったのですから。
またライディアにおいでください。
では、お気をつけて。』
−− SEEDを手渡す。 −−
『またね!』
−− 出口付近まで歩いて来て振り返る。 −−
『では。』
−− ルシアンよりも入り口から少し離れた場所まで来たボリス。ルシアンもそれに合わせて移動する。 −−
『これで今回の任務は全部終わったよね。だから少し休んでいい?』
『そうだな。』
『わあ!うれしい!』
『俺はちょっと兄について調べることがあるから、後で香草のかおりで会おう。』
『じゃあ僕は町の見物をしてくるね。
さっき聞いた話だけど、この町には有名な発明家がいるんだって。』
『発明家?』
『うん。新しい物を色々と発明する人のことだよ。面白そうなものをいっぱい持ってそうじゃん!?』
−− そわそわと辺りを見回す。 −−
『話してたらスゴく気になってきた!
僕、先に行くね!』
『分かった。また後で。』
『うんっ!』
−− ルシアンは走って、ボリスは歩いて、共に外へと向かう。 −−
□
−−暗転−−
−− 喫茶店内部、柿色の帽子を被った青年が席へと向かい、カウンターには女主人が立っている。 −−
『いらっしゃいませ。
初めてのお客様ですね?
当店はライディア特製のお茶をお出ししています。香りがとても評判で、健康にもいいんですよ。』
『何をお飲みになりますか?』
『はい、承りました。当店のハーブティーは爽やかな香りで、頭がすっきりとするんです。』
□
−−暗転−−
『少し尋ねたいことがあるのですが……。
今、人を捜しています。
黒くて長い髪で、黒い服を着た剣士です。
噂を聞いたことはありませんか?』
『黒くて長い髪で、黒い服……?』
『それなら聞いたことがありますわ。』
ボリス:
『少し前に、旅行者さんが黒衣の剣士の話をしていらっしゃいました。彼は最高の剣士だというようなお話でしたわ。
その方がおっしゃっていた剣士様とお客様が捜していらっしゃる方には、共通点があるように感じますわ。』
『その旅行者は今どこに?』
『こちらへは薬の材料を探しにいらしたようですが詳しくは存じません。もしかしたらまだこの辺りにいらっしゃるかも……。』
−− 考え込むように横を向く。 −−
(黒衣の剣士……兄さんと似ているのか……もしかすると兄さんは生きていて……このアノマラドに……)
(調べてみる価値はありそうだな)
−− アビエスの方を向く。 −−
『手がかりになるかもしれません。感謝します。』
『お力になれて何よりです。
ところで……厚かましいかもしれませんが、私もひとつお願いをしてもよろしいでしょうか?』
『……どのような?』
『ちょっとしたことですわ。
キノコ20個を持って来ていただきたいのです。キノコはペナイン森に棲んでいるパピィルームが落とします。』
『…………。』
−− 外へと向かうボリス。 −−
□
−−暗転−−
『おら、本当に持ってきてくださったのですね。
ありがとうございます。』
−− キノコ20個を手渡す。 −−
『少ないですが、お礼にこれをどうぞ。』
−− 緑茶とSEEDを手渡す。 −−
『ここに俺と同じぐらいの年齢で、ブロンドの剣士は来ませんでしたか?』
『いえ、来ておりませんわ。』
『そうか……。』
『気にかけるようにしておきますわ。』
『ありがとうございます。』
『いえいえ。』
(ルシアンはまだみたいだな……捜してみるか)
□
−−暗転−−
−− 再び喫茶店を訪れるボリス。部屋の奥でルシアンがうろうろとしている。
少し移動した後、辺りを見回しボリスがやってきた事に気が付く。 −−
−− ボリスの元へ駆け寄って来る。ボリスもこちらに気が付く。 −−
『どこ行ってたの?』
『いくら待ってもお前が来なかったから、捜しに行ってたんだ!』
『そっか……。』
−− 目を逸らし、逃げるように話題を変える −−
『ああ、もうそろそろナルビクに戻ろうかな。』
■……怒ってるように見えない&反省してるように見えない立ち絵だったので変更しました。
ダブルノーマル絵でした。■
『そうだな。
では、急ごう。』
−− ボリスを見る。 −−
『そういえば、お兄さんは見つかった?』
『どうやら、そっくりな人間を見たという目撃者がいるらしい。しかもその目撃者が誰なのかは分らない。』
−− さらにボリスの傍に寄る。 −−
『ふーん、そうなんだ……。』
『ナルビクのクエストショップに調査を依頼しておいたから、そろそろ情報が入っているかもしれないよ。』
『あ!ナルビク行きのワープポイントは?』
『お前がこの前、ワープポイントを記録した結界石をなくしたじゃないか。』
『これからの旅を考えると、ワープポイントを記録しておいたほうが良いな。
とりあえずライディアのワープポイントを結界石に記録しておこう。』
『あっ、僕がなくしたんだっけ?』
『気を付けるよ。』
『じゃあ、ナルビクに出発!』
−− 歩いて外に向かう2人。 −−
□
−−暗転−−
『支部長、王室より命令書が届いております。』
−− シュワルターが振り返る。 −−
『うむ、読もう。』
−− アレンがシュワルターのそばまで歩いて来て命令書をに手渡す。それをシュワルターが読む。 −−
□
−−暗転−−
−− 顔を上げる。 −−
『王室よりモンスター討伐令が下った。ゼリッピの母体ゼリーキングに賞金がかけられている。』
『モンスターの討伐令ですか。王室の支援はありがたいですが、実際に効果があるかどうかは……。』
『陛下の方針なのだ。国王陛下の決定に従うのが、臣下としての義務であろう。
隊員達を収集しろ。全隊員を参加させたほうがよさそうだ。』
『はっ、了解しました。あと……これは未確認情報なのですが……今回はシャドウアッシュも参加する公算が濃厚かと。』
『……ふむ、頭が痛いな。』
−− 少し右手側に歩く。 −−
『隊員たちと問題を起こすかもしれん。注意が必要だな。』
□
−−暗転−−
−− リカスのいる机の前まで歩いて来る2人。 −−
『リカスのおじさん〜。』
−− 顔を上げる −−
『おお、お前達か。
この前、仕事でライディアへ行くと言っていたな。もう行ってきたのか?』
『うんっ!』
『仕事はちゃんと済ませてきたか?』
−− 腰に手を当て胸を反らし言う。 −−
『もちろん完璧さ。僕たちの実力は知ってるでしょ?』
リカス&ボリス:
『それはそうとおじさん、あの件はどうなった?』
−− 顔を下ろす。 −−
『あの件……ボリスのお兄さんについてか?』
『新しい情報はあっただろうか?』
『それが……すまない。まだはっきりした情報はつかめていないんだ。』
『ならば……。
黒い髪で黒いマントを羽織った黒衣の剣士について聞いたことは?
噂では兄に似ているらしい。目撃例もあるようなのですが。』
−− 顔を上げる。 −−
『それだけでは分らんな。まぁ有名なやつならすぐに調べがつくだろうが……。
それに今はマジックキューブタブレットの調子が悪くてな。』
−− 顔を下ろす。 −−
『直したいんだが……そうだ!修繕道具を買って来てくれないか?
商店に売っているはずだ。
では、頼んだぞ。』
『はーい。すぐ行ってくるよ。』
−− 我先にと歩き出すルシアン。付いて行くボリス。 −−
□
−−暗転−−
『おじさん、頼まれた修繕道具を持ってきたよ。』
−− 顔を上げる。 −−
『おお、来たか。』
−− ボリスが修繕道具を手渡す。 −−
『ありがとう。これは報酬だ。』
−− SEEDを手渡す。 −−
□
−−暗転−−
−− 顔を下ろす。 −−
『…………。
確認してみたが、お兄さんの情報はまだ入ってない。
黒い髪に黒マントの剣士に関する情報も入っていないな。
目撃者を捜してみたらどうだ?話を聞ければ何か進展するかもしれないぞ。クエストショップも万能ではないからな。』
『…………。』
−− 顔を上げる。 −−
『それより、キミ達はアクシピターに戻らなくていいのか?
王室からモンスター討伐令が出ているようじゃないか。』
ルシアン:
『まだ知らなかったのか。ならすぐに戻って話を聞いておいた方がいいぞ。結構うまい話のようだからな。』
『うまい話だって!?』
−− ボリスを見る。 −−
『急いでアクシピターに行こうよ。』
−− ルシアンの方を向く。 −−
『……そうだな。』
−− 歩いて外に向かう2人。 −−
□
−−暗転−−
■他のキャラクターより先に進んだボリスです。
が、後半CPとのセリフのギャップが酷いです(汗)
後半のですます口調に合わせてありますが、何様ですかこの人は口調でした。(〜だ口調でしたが。)
表情とセリフの合って無い場所も1箇所……。
怒ってないボリスに反省する気のないルシアン。棒読み臭ーい!(苦笑)■
→続きの話、アクシピターへ
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