Home > マキシミン(Ep1Cp1ドタバタペア) 1p・2p・3p・4p
−− 転移術で移動してくるクァディール。 −−
『何事だ。』
『アノマラド王室からの公文書です。』
−− 公文書を転送する。 −−
■シベリン&ナヤトレイサイドではギルド員だった彼ですが、名前を知っているためか、名前が出ていました。■
−− 受け取り、開き読む。 −−
−− 閉じる。 −−
『ふむ。またモンスター討伐令か。』
『今回は各ギルドを競い合わせ、その成果をもって褒章を与えるつもりのようです。』
『ふん、まさに官僚的な発想だな。
頭痛の種であるモンスターを、ギルドとハンターの手を借りて処理するのか……。
手早く片付けるにはいい方法だが、愚かなものだな。
一時的には状況が好転しても、根本的な解決にはならないことは、知っているはずだが。』
『はい?』
『いや、なんでもない。とにかく……久しぶりの大仕事だ。協力してさしあげようじゃないか。』
『はい。ではこの件はベクレールに任せます。』
『ああ、頼む。』
『それでは失礼いたします。』
−− 再び転移し移動するクァディール。いつものように横を向くルベリエ。 −−
『……毒を以って毒を制する……か。ふっ。』
−− 間 −−
『気に入らないが……。
ま、いいだろう。
どうせ我がギルドが損をするわけではない。』
□
−−暗転−−
『リカス、なにか美味しい仕事はないか?』
−− 顔を上げる。 −−
『ふむ〜美味しい仕事か……。』
『ひとつあるぞ、結構おいしいヤツが!』
■名前を呼ばれているのに無名(クエストショップ店長)でした。■
『そう?なに?』
『政府が最近、モンスターによる被害を減らすため、モンスター討伐令を出した。
ちなみに今回、ゼリッピの親玉、ゼリーキングを倒した者には50000SEEDの特別報酬が出るそうだ。』
『なに!?50000SEED!?』
−− 振り返る。 −−
『そうか?やっぱり政府の仕事だからな……いや、政府にしちゃシケてない?』
『今頃にはシャドウ&アッシュもこの話でもちきりのはずだ。』
『ふむ〜そうか。』
−− 入り口付近まで走って行く。 −−
(はやくシャドウ&アッシュに戻らないと……。)
−− イスピンが受付前に立っている。マキシミンが入り口から歩いて来、カンター前で立ち止まる。 −−
−− ベクレールが手元の書類に顔を落とす。 −−
−− マキシミンの方を向く。 −−
『今までなにをしていた!
ゼリーキング討伐令 という仕事ができたんだぞ!』
−− イスピンの方を向く。 −−
『ふん、俺も知ってるよ。』
−− イスピンに背を向ける。 −−
−− ベクレールの方を向く。 −−
『ベクレール! ゼリーキング討伐令 だかなんだかについて説明してくれ!』
−− 顔を上げる。 −−
『まあ、お望みならば……。
ゼリーキングは、ゼリッピを生み出すやっかいなモンスターです。しかしその力はゼリッピとは比べものにならない強さです。
賞金に目がくらんで、自分の実力も知らずに参加すると死ぬかもしれませんね。』
『ゼリーキングはどこにいるんですか?
そういうモンスターはまだ聞いたことがありませんが。』
『ゼリーキングは普通のモンスターとは違って、この魔物の羅針盤がないと発見できません。』
−− ベクレールに詰め寄る。 −−
『なんだ、金がかかんのか?』
『そういう特別な探知機の値段がどの程度なのかは知ってますね。
普通、依頼をするとき、武器代まで出してくれませんよ。
考えを大きく持ってください。それくらいの金は、賞金をもらえれば簡単に埋め合わせできますから。』
『値段はいくらですか?』
『ギルドを通じて出場すればもっと安くしてもらえます。特に最初のひとつはただで提供していますから。
もちろん気絶してしまうと羅針盤はなくなります。その後はお金を支払わなければなりません。
値段は1000SEEDです。』
−− マキシミンのいる方角に向く。 −−
『失敗しなければいいだけの話ですね。』
『なに寝ぼけてんだ!討伐令が出るほどの怪物がそう簡単に狩れると思ってんのか?』
『それはやって見なくちゃわからない事だろう?
まだ自分の実力に自信がないようね。』
−− イスピンから顔を反らし腰に手を当てる。 −−
『お前みたいなド素人になにがわかる。
そりゃ想像の中では簡単だろうよ。ふふ〜。』
イスピン:
『マキシミン、貴方が今までギルドに及ぼした損害と借金を考えたら、この仕事は文句を言わずやるべきだと思いますがね……。』
イスピン:
マキシミン:
−− コントのように、ガクリとうな垂れる。
立ち直りベクレールの方に向き直る。 −−
『この任務はゼリーキングの証を持ってくることが最終的な目的になります。ゼリーキングは紋章が刻まれている、特別なアイテムを持っているようです。おそらくゼリーキングを倒せば手に入れられるはずです。』
『じゃ〜さ、その証さえ持って来れば任務完了ってことだな。
よ〜く分かった。フフ。』
『もしかしたら、倒すことよりその証を無事に持ってくるほうがもっと大変かもしれませんね。
みんな狙っているはずでしょうから。』
イスピン:
『別にそのモンスターを倒さなくても、ゼリーキングの証さえ持っていればいいってことだろう?』
『なに!倒さなくていいの!?』
『ま、方法論のひとつさ。』
『どんな手段を使っても任務は完遂する。
そうしないと報酬はもらえない。
この世にはいろんな抜け道があるんだよ。
分かったか?ヒヨッコ。』
『お前こそ。
そう軽口をたたくのは青二才のやることだ。』
『なにぃ!?』
−− 武器を取り出す。 −−
『あとで泣いても俺は知らないぞ。』
−− イスピンの方を向く。 −−
『ぷっ、余計な心配は体に毒だよ。』
−− 同じように武器を取り出す。 −−
−− 険悪な雰囲気が流れる。 −−
イスピン&マキシミン:
『では、参加しますね?』
マキシミン:
『アクシピターと我がギルドの仲はよろしくないですから、無駄な争いには巻き込まれないようにしてください。
決してシャドウ&アッシュが笑いの種にされるような事があってはなりませんよ。』
−− 横を向き、腰に手をあてる。 −−
『仕方ないな。よっし、いっちょやるか。』
−− ベクレールから、魔物の羅針盤を受け取る。 −−
『場所はクライデン平原4です。
では幸運を祈りますよ……。』
イスピン:
マキシミン:
□
−−暗転−−
−− 金髪と黒髪で構成されたチームが2組、2人組と3人組が離れた場所に立ち、話をしている。その2組の間に強制転送されて来たイスピンとマキシミン。 −−
−− 直後、走り去る2人組。 −−
イスピン&マキシミン:
『ここは?
ふーん、いきなりワープさせられたか。』
『ここがゼリーキングとかいうモンスターがいる場所みたいね。』
■以下、クライブ・ノウェル・モズリの3名のみ、小さいセリフ枠での会話です。■
『なんだ?うろちょろしやがって。』
−− 声のする方を向くマキシミン。 −−
−− イスピンも同じ方を向く。 −−
『気にするな。どうせゼリーキングを倒すのは俺達だ。』
『なんだ、こいつらは?』
『俺達?俺達はアクシピターの……。』
−− クライブが話そうとするのを遮るようにフィスカーとパークが南側から走ってくる。 −−
『どけ!あっちにどけってんだ!
早く!早く!早く!!』
『どけ!
早く!』
−− 振り返るフィスカーとパーク。
画面が変わりミラとティチエルを移す。ミラを先頭に走っている。 −−
『おまえら、ただで済むと思うなよ!』
−− 立ち止まる2人。 −−
『ミラさん、とってもおもしろいです〜。』
『面白い?
アホ!』
−− 移転魔法で移動するミラとティチエル。
画面がイスピン達に戻って来る。 −−
『はぁ……はぁ……。』
『フィスカー大将、ちょ、ちょっと休んでから行こうよ。』
−− フィスカーの方を向く。 −−
『このバカやろう。
泣くなっていっただろうが!』
『ミラのことも怖いし……ぐすん。』
『泣き虫め!
やめろって!
…………。』
−− パークに背を向ける。 −−
『お、お前の言うとおりだよ。
あんなに怒ることはないじゃないか……ぐすん。』
−− フィスカーと同じ方を向き泣く。 −−
『なんであんなに怒るんだよう。』
『お、俺が責任とって、ミラにお仕置きされるからさ。
お前は逃げろ。』
『そんな事できないよ……。ぐすん。』
『このバカめ!!!
くううっ……。……。』
−− パークの方に向き直る。 −−
『こんな事してる場合じゃない!
すぐ出発だッ!』
『出発!!』
−− イスピン達の左脇(画面右)を抜けて上へと走っていくフィスカーとパーク。
2人の走っていった方を目で追うイスピンとマキシミン。
その直後、フィスカー達が立っていた場所へ転移してくるミラ達。
彼女達を見るイスピンとマキシミン。 −−
『そこか!』
−− フィスカー達を追いかけ走っていく。 −−
『ミラさ〜ん、いっしょに行きましょうよぉ〜〜!』
−− ミラを追いかけ走っていく。 −−
イスピン&マキシミン:
クライブ&ノウェル&モズリ:
『なんだ、あれ。』
『ふ、バカドモがぞろぞろと集まっているな。』
−− マキシミン、イスピンの順にクライブ達を見る。 −−
『卑しき者の分際で、よくも邪魔をしてくれたな。』
『そうだ。
どうやらここの雰囲気は俺達に相応しくないようだ。』
『自分達がいくらもがいても、届かない高い境地ってのがあるということを、早く気づいて欲しいところだな。』
−− 大げさに右腕を横に振り出し、格好をつける。 −−
『その通りだよ!
あははは、愚か者どもめ。』
イスピン&マキシミン:
『うう、何がなんだか……。』
−− 南側(画面下側)を、赤髪の青年と銀髪の少女が走り抜けていく。 −−
−− 彼らを目で追うイスピンとマキシミン。 −−
−− 一瞬の間の後、イスピンの方を向く。 −−
『まあ、行くか……!』
『そうだな。』
(よし、元は取らせてもらうぞ。)
−− 西側へと歩いていく。 −−
(生活費の借金もあるし、とにかくこの状況から抜け出すためにも最善を尽くすしかないわ!)
−− マキシミンの後に続いて、西側へと歩いて行いく。 −−
□
−−暗転−−
■イスピンと違って重量が余りました!
同じようでちょっと違うイベントは比較が楽しいですね♪■
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