テイルズウィーバーチャプターネタバレ

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アナベル・デル・カリル

Magnum Mysterium

ナルビクの街

宿屋前にて

  −− 宿屋入口前で立ち止まるアナベル。 −−

アナベルー驚き

『出ては来たけど……これから何する、くまさん?』

アナベルー普通

『ワンちゃんに会いに行く?』

アナベルー猫被り

『あ……ワンちゃんはいつも寝てるもんね……。
アナベルみたいに可愛い動物はいないのかな?』
  −− 左手側から動物の声が聞こえることに気がつく。 −−
!
  −− 走り寄る。 −−

ほおひげ団と小鳥

アナベルー普通

『この小鳥はおじさん達が飼ってるの?』

フィスカー

『そう!俺達ほおひげ団のマスコットだ!!』

パーク

『大将、カッコイイ事言うね!!マスコット!』

アナベルー普通

ハート
『小鳥……可愛い〜!アナベル、触って見てもいい?』

フィスカー

『ダメダメ!!
飛んで行ったらどうするんだ!』

アナベルー普通

『ええ〜!一回だけ〜!』

パーク

『うちの大将がダメって言ってるだろ!!』

アナベルー不満

怒り赤
(ふん……何で!!触ってみたい……。)

■ 顔付きセリフ枠でした。 ■

アナベルー笑顔

……
『アナベルが丁寧にお願いします。小鳥に触らせてください。』

フィスカー

『あれ?この子結構礼儀正しいな?』

パーク

『結構礼儀正しいな?
大将……。
礼儀正しいけど、どうする?』

フィスカー

『ふむ……。
ほおひげ団は礼儀正しい人には親切だ。
よし!一回だけだぞ!
その代わり、気を付けてよ!』

アナベルー普通

ハート
『うん〜気を付ける!』
  −− 小鳥に近づく。 −−

フィスカー

『じゃあ、ゆっくり……。うわっ!!!ああ!』

−−赤転−−

  −− 小鳥が空に飛んでいく。 −−

アナベルー驚き

あせあせ
『あ〜!飛んでった〜!』

フィスカー

『どうすんだよ!!
どう責任取ってくれるんだ!!』

アナベルー驚き

?
『アナベルが責任取るの?
飛んで行ったのは鳥だよ?』

フィスカー

『さっき気を付けろって言ったろ!!』

パーク

『気を付けるって知らないのか?』

アナベルー困惑

『アナベルは気を付けたのに鳥が飛んでったの。
アナベルが飛んで行けって言ってないもん。』

フィスカー

『おまえ、悪い子なんだな!!
嘘をついたらどうなるかわかるか?』

パーク

『悪い子!!嘘付いた!!
こらしめてやる!!』

アナベルー困惑

『アナベルをこらしめるの?』

フィスカー

『そうだそうだ!!!
俺達がどれだけ怖いのか分からせてやるんだ!!』

パーク

『痛い目に遭わせてやる!!
涙が出るぐらいな!』

アナベルー驚き

『あっ、あそこに飛んでった鳥が……!!!』
  −− 2人の背後に目を向ける。 −−

  −− ほおひげ団の2人がアナベルに背を向ける。 −−

アナベルー侮蔑

(このバカ達がアナベルに付いて来れないように逃げよう!
クライデン峡谷に行くもん!
べー。)
  −− その場を走り去る。 −−

■ 顔付きセリフ枠でした。 ■

フィスカー

『どこ?
どこだ?』

パーク

『どこだ?』

フィスカー

『いない!!
どこだよ?』

パーク

『どこだよ?』

  −− 振り返るほおひげ団。 −−

フィスカー

!
『おい!チビ!!俺たちほおひげ団を騙したな!!!
本当に痛い目に遭いたいのか?』

パーク

『大将、追いかけて行って懲らしめてやろう!!』

フィスカー

『うん!
あっちだ!!』

  −− アナベルの後を追うほおひげ団。 −−

いたずら
  クライデン渓谷に行こう
バカ、ばーか、ブタ、クマ、ブタクマ!
ベー。アナベルに騙されたんだよ、ひひ。すっきりした〜!捕まる前に早くクライデン峡谷に逃げよう!そこまでは来れないよね〜。

クライデン峡谷

  −− 走ってくるアナベルと追いかける2人。アナベルが振り返る。 −−

峡谷にて

アナベルー笑顔

嬉々
『おじさん達、バカ?
さっきの鳥はもう成長したから飛んでったんだよ〜。』

フィスカー

『なぁに?!まだ小鳥だぞ!!
このバカ!!』

パーク

『そうだ!!
小さいからまだ子供だ!!』

アナベルー侮蔑

あかんべ
『もう成長したから、巣立つのが良いんだよ!もう小鳥じゃないんだよ〜!
バカはアナベルじゃなくて、おじさん達だよ!』

フィスカー

『キーッ!!!!』

アナベルー不満

『鳥は飛ぶから鳥なんだ!
おじさん達に可愛がられてその鳥が喜んでたとでも思ってんの?
飛ぶこともできないのに?』

フィスカー

『何が成長だ?!まだ子供だってば!』

パーク

『まだ子供だってば!!』

  −− フィスカーが目を擦り、追いかけるようにパークも目を擦る。 −−

パーク

!
『大将!泣いてんの?
うわっ!!大将が泣いてる!
どうするんだよ?おまえ、どうしてくれんだよ?』

アナベルー困惑

大きい汗
『大人がそんなことで泣いてどうするの!』

フィスカー

『うるさい!!
おまえみたいな冷たい奴はほおひげ団結成以来、初めてだ!!』

パーク

『そうだ!この冷たい奴!』

アナベルー困惑

『アナベルもそんなことで泣かないのに……。
おじさん達は大人じゃん……。』

フィスカー

『大人でも泣くんだ!
チビのくせに、心は冬みたいに冷たい!』

パーク

『そうだ!!つららみたいだ!!』

フィスカー

『おまえみたいな奴は痛い目に遭った方がいい!同じように心が痛くなれば分かるんだ!!』

パーク

『そうだ!痛い目だ!心を痛くするぞ!!』

アナベルー不満

怒り赤
『アナベルがごめんって謝ったじゃん!!』

フィスカー

『謝れば良いと思ってるのか?懲らしめてやる!!』

  −− 北側の入口からイサックが現れる。 −−

イサックー眉間皺

『アナベル!!お〜い!アナベル、どこにいるんだ?』

■ 顔付きセリフ枠でした。 ■

アナベルー驚き

(イサック!?)

フィスカー

『離して!!』

パーク

『離せ!』

アナベルー不満

怒り黄
『イヤ!これはアナベルのなんだもん!』

フィスカー

『こっちへよこせ!あん?これは何だ?これっておまえの大事なものか?』

アナベルー不満

『うるさーい!アナベルはうるさいのイヤ!これでも持って、どっか行っちゃえ!』
  −− イサックのカバンを渡す。 −−

パーク

『大将、この中に光るものがある!』

フィスカー

『お〜。これ結構良い値段しそうだな?ちょっと良いな!うはははは!!』

アナベルー不満

『お前達!』

イサックー眉間皺

『アナベル!!お〜い!アナベル、どこにいるんだ?』
  −− 中央へと歩いて来る。 −−

■ 顔付きセリフ枠でした。 ■

アナベルー困惑

(あぅ……アナベルがイサックのカバンをおじさん達に渡したことを知ったら……イサック怒るかも……。)

パーク

『大将!これなら、マグノリアワインのアイスクリーム100個食べれるよね?』

アナベルー不満

『早くどっか行け〜!!』

フィスカー

『性格悪い奴め!!』

パーク

『悪い奴め!!』

イサックー眉間皺

『アナベル!!大丈夫か?
どうしたんだ?』

■ 顔付きセリフ枠でした。 ■

アナベルー不満

(あのバカ達!!早くどっか行け〜!)

■ 顔付きセリフ枠でした。 ■

−−暗転−−

クライデン峡谷

  −− ほおひげ団とアナベルに気がつくイサック。 −−
イサック:!!
  −− 座り込むアナベル。 −−
!!
  −− 走り寄るイサック。 −−

イサックー真顔

『アナベル!!』

アナベルー号泣

!!
『イサックお兄ちゃん!!』

フィスカー

『な、なんだ?!なんでまたあいつが?』

パーク

『なんでまたあいつが?』

合流

イサックー真剣

  −− ほおひげ団の方を向き、構える。 −−
『なんだ、またお前らか?』

フィスカー&パーク:あせあせ

フィスカー

『エイッ、どういうことだ?もう知らん!パーク逃げろ!』

パーク

『大将、逃げろ!!』

  −− 2人に背を向け逃げ出すほおひげ団。 −−

イサックー真顔

  −− アナベルの方を向く。 −−
『怪我はないか?どういうことだ?』

アナベルー号泣

『あ、アナベル、お日様を見ようと外に出たの、ぐすん。
うぅ……。怖いよ、震えるよ。アナベル怖い。』

イサックー普通

『ゆっくりでいいよ、アナベル。ゆっくり話してみな。』

アナベルー号泣

『さ、さっき……、ぐすん、それで、出たら、あいつらが……。あのバカブタとガリガリが……、ぐすん。
いきなりアナベルを持ち上げて……持ち上げて……。ああんああん〜!!』

イサックー真剣

『何?!
あいつら!』

  −− 後を追おうとするイサック。 −−

アナベルー困惑

  −− 立ち上がる。 −−
『お兄ちゃん、行かないで!アナベル……ぐすん……。まだ怖いの、行かないで!うん?あ、アナベルもう歩けない。』

イサックー眉間皺

怒りぐるぐる
  −− 戻ってくる。 −−
『……。どれどれ、怪我はないか?ちょっと座るか?』

  −− その場に座り込む2人。 −−

アナベルー困惑

『でも、でも……。ぐすん。あいつらがお兄ちゃんのカバン……。ぐすん。』

アナベルー号泣

『アナベルはお兄ちゃんのカバンが心配で持って出かけたの、でも……。ああん〜!
ごめんなさい、アナベルのせいで、ごめんなさい、ああんああん〜!』

イサックー普通

『大丈夫だよ、カバンは町に戻って探そう。アナベルが怪我してないならそれでいいんだ。』

アナベル:……

イサックー普通

『……少し落ち着いたか?歩けるか?おんぶする?』

アナベルー困惑

『歩ける。歩く。ぐすん。』

イサックー普通

『そうか……よかった。』

イサックー眉間皺

(あ……カバン丸ごと盗られたようだな……。どうしたらいいんだろう。
警備隊に連絡すべきか?……。いや、この前のことで良くない方向に転ぶ可能性も……。
とりあえず、町に戻って探すしかないな。)

アナベルー普通

『イサック、ぐすん、何を考えてるの?』

イサックー普通

『町に行く方法を考えてたよ。何で?』

アナベルー普通

『ぼっとしてるとバカっぽいね、ぐすん。』

イサックー普通

があん
『町に戻って探してみよう。
あいつら、顔が面白いから知らない人はいないだろう。』
  −− 立ち上がり、移送場へと歩いて行くイサック。 −−

アナベル:……

イサックー普通

  −− 立ち止まり振り返る。 −−
『どうした?まだ足が震えるのか?』

アナベルー普通

『ううん、アナベル平気。』
  −− 立ち上がり、イサックの傍に走り寄る。 −−

イサックー普通

『町に着いたらなんか冷たいのでも飲もう。俺のおごりでな。
まずは酔っ払いブルーホエールに寄ろう。大丈夫か?』

アナベルー普通

『うん。でもイサック、お金持ちなのね、おごるだなんて……。』

イサックー汗

『まぁ、かもな……。』

−−暗転−−

イサック発見
  酔っ払いのブルーホエール訪問
イサックに嘘ついちゃった……どうしよう?でも、みんながアナベルをいじめたから、しょうがないじゃん!
今は秘密にして、イサックの言う通りにしよう。酔っ払いのブルーホエールで冷たい飲み物を買ってくれるって言ったから付いて行くしかないね。

■鳥は飛べるようになったら一人前。巣離れ親離れの時期なんですよね……、確か。
あと、途中の進行に違和感が……収集忘れではなかったはず。■

→続きの話、ブルーホエールへ

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