Home > イスピン(Ep1Cp1ドタバタペア) 1p・2p・3p・4p
−− ゼリーキングを探し、クライデン平原を走るイスピンとマキシミン。
立ち止まるマキシミン。斜め後方で同じように立ち止まるイスピン。 −−
−− 辺りを見回す。 −−
『ゼリーキングはどこにいるんだ?本当にいるのか?』
『いったいどこだ?』
−− 体の向きを変え、後方右方と大きく周囲を見回す。 −−
−− 目の前をフィスカーとパークが走り去る。 −−
『助けて!!!!!!』
『うああああ!!怪物だ!助けてくれ〜!!!』
−− 慌てて木の影へと身を潜めるほおひげ団。 −−
−− ほおひげ団が逃げてきた方向からゼリーキングが現れる。 −−
イスピン&マキシミン:
−− 飛び跳ね移動するゼリーキング。 −−
イスピン&マキシミン:
−− 剣を構える2人。 −−
『コイツか?』
『ふふ、やっと会えたな。』
□
−−暗転−−
■使いまわし。木の影に隠れたままでした。■
(あいつら、そろそろ疲れ切ってるころだな。)
(その時襲ってゼリーキングの証を奪うって事だね?
すごいよ!フィスカー大将、天才!)
(ふふ、この程度はいつものことだろ。さ、高みの見物を決め込もうぜ。)
(高みの見物〜。)
(で、フィスカー大将。ゼリーキングから盗んだ1月の誕生石はどこにあるの?)
(なに?え、本当だ。見えない。
落としてしまったのかな……。)
(ど、どうしよう……。)
(ふ、大丈夫だ。後であいつらさえ倒せば……。)
−− イスピン達に画面が移動する。目を回すゼリーキング。 −−
『そろそろ終わりだ。』
『これで終わりだ!』
■上記、顔無し枠でした。■
−− スキルを使うマキシミン。 −−
□
−−暗転−−
−− 斬撃が散る。明転。 −−
−− イスピンの方を向く。 −−
『あ〜あ〜、なんだ、なんだ?思ったより弱いな。』
−− マキシミンの方を向く。 −−
『ああ。』
『誰かさんがあまり怖がるから、ボクもてっきりそうとう強い奴だと思ってたのにね。』
『誰が怖がってたって?』
『さあ?
誰だろう?』
『お前なあ!?』
イスピン&マキシミン:
□
−−暗転−−
□
−−暗転−−
−− 出口へと向かっている2人の前に何かが落ちている。 −−
イスピン:
−− 拾い上げる為に片膝を着き座る。 −−
『うん?なんだ、これは?』
−− 立ち上がる。 −−
『ほう〜値打ち物のようだね。』
** 1月の誕生石 **
−− 出口へと繋がる場所の方から物音がする。 −−
イスピン&マキシミン:
−− 視点が移動し、ほおひげ団が映る。 −−
−− 前に進み出、2人の顔を見る。 −−
『なんだ?さっきのバカ達じゃないか。
俺達になんの用だ?』
『1月の誕生石をよこせ!それは元々俺達が盗んだものだ!!』
『よこせ!僕達のだ!!』
『それに!ゼリーキングの証はオマケによこせよ。』
『そうだ、それもオマケだと思ってよ。』
『おいおい、似たようなセリフは一回で充分だぞ。耳にタコができちまう。』
−− 一歩前に進み出る。 −−
『それで?元々おまえ達が盗んだ物だからおまえ達の物だというのか……?
ゼリーキングの証まで?
ボク達にこれ以上大人しく渡せって言うのか?』
『うん!そうだ!よこせ!』
−− 剣を取り出す。 −−
『なんだ、こいつら?
どうやらもの凄いバカのようだな!』
−− ほおひげ団とマキシミンの丁度中央に移動し、剣を一突き振るイスピン。 −−
マキシミン&フィスカー&パーク:
『もう一度言ってみろ。』
『う、うむ、そういえば……。
急用があるってのを忘れてた。今思い出したよ。
じゃあこれで!』
『では、これで失礼。』
−− フィスカーが先に逃げる。 −−
『大将!いっしょに行こうよ!ぐすん。』
−− 後を追う。 −−
(ほう?さっきはゼリーキングの相手をしていたから分からなかったが、顔つきは女みたいだけど結構やるな。)
『おい、新米のくせにあんまり張り切るなよ。
ほら、急いでシャドウ&アッシュに戻るぞ!』
−− マキシミンの方に振り返る。 −−
『ふん。ボクをお前の基準で測るな。』
□
−−暗転−−
−−明転−−
−− シャドウ&アッシュへと戻ってきた2人。正面から赤い髪の青年と白銀の髪の少女とすれ違う。 −−
−− 2人組を目で追う。 −−
『あっ……まさか?』
−− イスピンの方を向く。 −−
『うん?』
『なんだ、知り合いか?』
イスピン:
−− 2人組の向かった先を見る。 −−
『あいつ、他の地域で活動していたやつだそうだ。』
−− 腰に手を当て呆れる。 −−
『俺はあんなキザなやつは気に入らないな。』
イスピン:
−− マキシミンがイスピンの方を向く。 −−
マキシミン:
□
−−暗転−−
『意外な善戦だったな。ご苦労。
今回シャドウ&アッシュが他のギルドを出し抜いたことは私にとってもうれしい限りだ。
これはゼリーキングを倒した者に授与される証だ。』
−− 2人の方を向く。 −−
** 妖精の涙 **
『実力からすれば当然だろ。な〜にが「意外な善戦」だぁ?』
『そしてこれが賞金だ。』
『ありがとうございます。』
** 20000SEED **
『えぇ?なんでこんなに少ないんだ?
俺は5万だと聞いてたぞ!?』
『そう。5万だ。それを半分にして2万5千。そしてギルドの借金を差し引くとこうなった。』
『まさか、借金を忘れていたわけではあるまい?』
イスピン&マキシミン:
(気が滅入るな。)
『くそ〜持ってけ泥棒!!ちぃ。
やってらんねーぜ、ったく!
俺はもう稼ぎに行くぞ!!』
−− その場を後にする。 −−
『思ったより金が少なくてがっかりだろう?
元々、ギルドに借金をするってことはそういうことだ。利子が相当高いからな。
あいつ、見た目ほど悪い奴ではないからな、これからもチームワークを合わせて行くと立派なペアになれるはずだ。
そうなれば自然と懐も暖まることになる。』
『はは、分かる気はしますが。でもまだ確信はできません。
ではまた。』
−− その場を後にする。 −−
□
−−暗転−−
−− 町中央の波止場へとやって来るイスピン。蒼髪の船員や金髪の花売りなど人々が通り過ぎる。 −−
『ふうぅ〜よかった〜。
初めての任務を無事にこなし、ギルドも実力を認めてくれたようだね。』
−− 間 −−
『しばらくはここで傭兵生活をしながら様子をみよう。
準備もなしに戻るわけにいかないからね。』
−− 海に背を向ける。 −−
『でも似てる……、さっきの人……。
雰囲気はちょっと違うけど、でもどこか……。』
−− 海の方を向く。 −−
『いいえ。そんなことあるはずない……。』
−− 間 −−
『…………。
そう。きっと疲れてるんだ、ボク。
さあ、元気を出して、イスピン!ゲームはこれからよ!!』
−− 波止場を後にする。 −−
ChapterClear!
■イスピン&マキシミンペアもCP1終了ですー!
イスピンも借金してたんですねぇ……。すっかり忘れてました。
マキシは印象強いんですけどね。EP2でも話題になりますし……。■
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