テイルズウィーバーチャプターネタバレ

Home > クロエ(Ep2Cp0 Femme Fatale) 1p・2p3p4p5p

クロエ・ダ・フォンティナ

Femme Fatale

宿命
未収集

花と扇

Chapter0  Femme Fatale

−−白転−−

フォンティナ家の庭園

庭園にて

クロエー思案

『…………。』

クロエー思案

(……あの事件が起こってから、まだ1年程しか経っていないのに、まるでん何世代も前の出来事のようだわ。)

  −− セティリアが歩いてくる。 −−

セティリア

セティリアー無表情

『……お嬢様。』

クロエー驚き

  −− 振り返る。 −−
『セティリア。』

セティリアー無表情

『公爵様がお呼びです。
こちらへ……。』

クロエー普通

……
『分ったわ。』
  −− セティリアの後に付いて行くが、途中で立ち止まる。 −−

クロエー思案

『…………。』
(……セティリア。
わたくしの覚えている昔のセティリアは、誰よりも明るかった。
時には度が過ぎるほど天真爛漫で、わたくしを困らせていたのに。
確かにそうだったはずなのに……。)

クロエー祈り

(でも今は、泣くことも、笑うこともない……。
何がセティリアを変えてしまったのか、わたくしには分らない。)

クロエー思案

(しかし、ひとりの人間を変えるのには1日もあれば十分なのでしょうね。1年もあれば王国さえ滅亡するのだから……。
セティリアはあの日から変わってしまった。)

クロエー祈り

(……あの日からセティリアは表情を失い、口数が少なくなり、色あせてしまった。
まるで感情を捧げることによって、命を維持したかのように……。)
  −− 再び歩き出し、邸に近い階段で待つセティリアの傍まで歩いてくる。 −−
……
(わたくしには責任がある。セティリアはあの日、わたくしの事に巻き込まれたのだから。)

クロエー思案

(……目下の者をまともに守ることができない人間ではいけない。
一瞬の過ちだったけれど、わたくしが責任を取らなければならない。)

セティリアー無表情

?
『お嬢様?
どうかなさいましたか?』

クロエー微笑

『なんでもない。
今行くわ。』

クロエー思案

(……わたくしがやらなければならない。取り戻してやらなければ。
セティリアに……、昔の姿を……。)
  −− セティリアに付いて再び歩き出す。 −−

−−暗転−−

セティリア
わたくしの記憶では昔のセティリアはあんな人ではなかったのに……。わたくしには責任がある。セティリアはあの日、わたくしの事に巻き込まれたのだから。
……お父様が待っていらっしゃるだろうから、邸宅の中に入りましょう。

フォンティナ家

対面

アントニオ:ぐるぐるぐる

クロエー普通

『……パーティーですか……。急ですね。その日までには戻ります。』

アントニオ

『お前の義務と、お前の立場を忘れなければ、私も関与するつもりはないが……。
ナルビクに行きたいそうだな?
公爵家の令嬢がひとりでナルビクに出かける……?
ふうむ……。ままごとにしては度が過ぎるんじゃないか?
ナルビクには綺麗なアクセサリーも変わった花畑もないぞ。』

クロエー上品

『…………。』

アントニオ

『クロエ。フォンティナ公爵の娘が、民を虐げながら、理由もなくうろついているという噂など立ったら困る。
お前は賢い子だから言わなくてもよく分っているだろう?』

クロエー普通

『虐げるだなんて……。
わたくしは正当な権利をもって言っているのです。お父様。
フォンティナという名前にはそれだけの力があるのです。』

アントニオ

『ふっ、結局お前は私に何も言いたくないようだな。
……そうだ。お前の言う通り、その名前にはそれだけの力がある。
そして私にもそれを享受する権利がある。
いいだろう。お前のしたいようにしなさい。』

クロエー微笑

  −− アントニオに向き直る。 −−
『寛大なお言葉ありがとうございます。お父様。』
  −− 出口に向かって歩いて行く。 −−

−−暗転−−

合流

セティリア:……

クロエー驚き

『……セティリア。』

クロエー思案

『お父様はどうしてナルビクへ行きたいのか聞きたかったみたいね。
でも立場だとか、目下の者を虐げるだとか、探りを入れるようなことばかりおっしゃる。
なぜはっきり聞かないのかしら?』

セティリアー無表情

『……分りません。』

クロエー思案

『返事を望んで言ったわけじゃないわ。
……あ、いえ、あなたにあたっても仕方ないわね。』

セティリアー無表情

『……はい。』

  −− 視点がクロエに寄っていく。 −−

クロエー思案

『…………。』

クロエー祈り

……
(……わたくしには責任がある。わたくしがフォンティナという名前を背負い、だからこそ、この両手に公爵令嬢として力を持っているように、セティリアを……。)

クロエー思案

(…………。)

クロエー祈り

(セティリアを傷つけ、こんなふうに変えてしまったことに対する……。
責任がある。)

  −− アングルが元に戻る。 −−

クロエー微笑

嬉々
『……さあ、セティリア。準備して。
ナルビクに行きましょう。』

セティリアー無表情

?
『私も行くのですか?』

クロエー微笑

『ええ。
エシェルト伯爵の邸宅へ行くのよ。おそらく簡単に見つかるわ。』
  −− 扉をくぐり外へと向かう。 −−

−−暗転−−

パーティーの予定
お父様は、どうしてナルビクへ行きたいのか聞きたかったみたい。
でも立場だとか、目下の者を虐げるだとか、探りを入れるようなことばかりおっしゃる。なぜはっきり聞かないのかしら……?
さあ、庭園の左手の出口から出発しましょう。パレンシア海岸入り口を通ってまっすぐナルビクへ行くのよ。

馬車

セティリアー無表情

『……現在、パレンシア海岸入口辺りまで来たようです。』

クロエー普通

『思ったより時間がかかるわね。
帰る時は別の道を探してみたほうがよさそう。』

セティリアー無表情

『テレポートサービスを利用できれば早いのですが……。
お嬢様が王室魔法使いの助けは受けないとおっしゃったので、どうしても……。』

クロエー上品

『個人的な用事ですからね。
王室魔法使いは、わたくしが雇った人達じゃないわ。』

セティリアー無表情

『はい。
…………。
……お嬢様、あえてお嬢様がこのような所までお出向きになる理由が分りません。』

クロエー微笑

『理由があるから行くのよ。』

セティリアー無表情

『しかし……。』

クロエー上品

『わたくしが、理由があると言っているの。
他に何が必要なのかしら?』

セティリアー無表情

『申し訳ありません。
出過ぎたこと申しました。お許しください。』

  −− 間 −−

クロエー驚き

『何かしら?』

−−白転−−

ほおひげ団に遭遇

クロエー上品

?
『誰?』

パーク

ひひひひ
『た、大将……。どう見てもすごくお金持ちの女の子みたいだ。
どうする?』

フィスカー

『う、う、うるさい!!
俺達は強いんだ!!』

パーク

『そ……そうだよね?
フィスカー大将は強い!!』

セティリアー無表情

『…………。
お嬢様、お下がりください。』
  −− 剣を振り払う。 −−

兵士

『セティリア様が出る必要もありません。
こんな身の程知らずどもは私どもが一気に……。』

パーク

『ヒイ〜ッ!!
ボクたちを一気にどうにかするって!』

フィスカー

『あわてるな!
一気にどうするって言ったわけじゃないだろ!俺たちは一気にあいつらを痛い目にあわせてやればいい。フフ。』

パーク

『そうか!大将は天才だ〜!
一気に痛い目にあわせるなんてカッコいい!』

クロエー上品

……
  −− 口元を扇で隠す。 −−
『脅して金品を得るつもりなら、貴方達が誰を相手にしているかまず知るべきね。』

フィスカー

怒り黄
『誰って決まってるだろ?
お前じゃないか!!お前!そこにいるお前〜!
この子、俺たちのことバカだと思ってるな?』

パーク

嬉々
『バカだと思ってるな?
痛い目にあわせるぞ!』

セティリア:大きい汗

兵士全員:怒りぐるぐる

兵士

『だまれ!!
このお方を誰だと思っている!このお方は……!』

クロエー微笑

『待ちなさい。』

クロエー上品

  −− セティリアの横辺りまで歩いてくる。 −−
殺す必要はないし、わたくしが自ら相手をするわ。
感謝なさい。
わたくしの旅行を血生臭いものにしたくないから、慈悲を施すのよ。』

セティリアー無表情

!
  −− クロエの方を向く。 −−
『お嬢様……!』

クロエー微笑

  −− 手にした扇を突きつけるように前に振り出す。 −−
『貴方達がどれだけ勇敢なのかお見せなさい。
わたくしを驚かせたら褒美をやりましょう。』

フィスカー

嬉々
『褒美をくれるって〜!』

パーク

嬉々
『褒美をくれるって〜!
あの子本当にバカじゃないの?』

フィスカー

『自分が女王様だと思ってるようだな〜ヒヒ。
痛い目にあわせてやろう!』

パーク

『痛い目にあわせてやる!!』

−−壊転−−

■ フィスカー、パーク、ハゼ2体と戦闘。 ■

−−暗転−−

  −− クロエが二人に対し魔法を使う。 −−

攻撃

■ 戦闘時に昼夜が逆転しました。昼間ならば昼間の画像で進行すると思います。 ■

フィスカー

『ギャアアッ!!』

パーク

『ウア〜ッ!!』

フィスカー&パーク:お化け

フィスカー

『に、逃げよう〜!!
恐ろしい女だ〜!』

パーク

『逃げよう〜!
魔女だ〜!!』

  −− 全速力でその場を離れるフィスカーとパーク。 −−

 +経験値+

クロエー普通

『…………。』

セティリアー無表情

  −− クロエの横まで歩いてくる。 −−
『おケガはありませんか?』

クロエー普通

『大丈夫よ。』

クロエー上品

  −− 右側を振り返る。 −−
『時間を無駄にしたわね。
早くナルビクに行きましょう。』

セティリアー無表情

『はい、お嬢様。』

  −− 先にクロエが歩き出し、セティリアが付いて行く。 −−

−−白転−−

馬車

■本来は馬車のみの画像でしたが、使いまわしています。■

クロエー普通

『では、出発しなさい。
エシェルト伯爵の邸宅まで行くにはまだ随分かかりそうね。』

−−暗転−−

逃亡先

  −− 逃げた先で泣く2人。 −−
フィスカー&パーク:があん

パーク

『しくしく。痛いよ〜。
本当にひどい女の子だ〜!』

フィスカー

『人形みたいにきれいな顔してるくせに……。魔法を使いまくって!!』

パーク

怒り黄
『そうそう〜!!見かけはお姫様みたいだったのに実は魔女だ!』

フィスカー

『最近の子供たちはかわいくない。
子供は子供らしくなくちゃ〜。だろ?』

パーク

『そうだよ、大将。
これはボクたちが悪いんじゃなくて、子供が子供らしくないのが問題だったんだ!』

フィスカー

親指サム
『おお!パーク、おまえすごいな!
やっぱり俺の部下を長くやっているから、頭がよくなったな?』

パーク

矢ハート
『フフフ。ありがとう〜大将!
ボクも今、自分がとっても立派なことを言ったと思う。』
  −− 間 −−
『それはともかく、フィスカー大将……。ボクお腹がすいて死にそう。
しくしく。』

フィスカー

『泣くな!
それしきのことで……。』

パーク

『もとはさっきのあの女の子から食べ物を奪おうとしたのに。これからどうしよう?
しくしく。このまま今日1日飢えるの?』

フィスカー

怒り黄
『うっ。おまえがしきりに腹減ったって言うから俺も腹が減ってきた……。
しくしく……。』

  −− 突如、2人の左下側に謎の旅行者が現れる。 −−

ロングソード現る

謎の旅行者

嬉々
『フフフ……。天は自ら助け求める者を助けると言うでしょう?』

フィスカー パーク

『うん?』

■立ち絵が2人同時表示でした。■

フィスカー

『それ一体どういうことだ?』

パーク

『どういうことだ?』

謎の旅行者

『皆さんの飢えたお腹を満たしてあげる良い機会があるということです!』

フィスカー

嬉々
『うわ?本当?』

パーク

♪
『本当?』

謎の旅行者

『ハハ、国がニワトリ1匹に大きな賞金を懸けたそうですよ!』

フィスカー パーク

『ニワトリ1匹に?』

謎の旅行者

『でもそれが普通のニワトリではないそうですよ。
ゼリーキングと呼ばれる大きなニワトリなんですが、捕まえるだけで大儲けができるそうです!』

フィスカー

!
『ウワー!!
それでそれで?!そのものすごく大きなニワトリはどこにいるんだ?』

謎の旅行者

『これは秘密なのですが、おそらくクライデン平原4にいるのではないでしょうか?ウフフッ。
しかも、ゼリーキングを倒すと得られる”ゼリーキングの証”を持って行くだけでも、国がたくさん賞金をくれるそうですよ?』

フィスカー&パーク:シード

フィスカー

『いやあ〜!いいことを教えてくれて本当にありがとう!!』

パーク

『ありがとう!』

謎の旅行者

『フフフ……。これしきどうってことないですよ。
それでは私は用事があるのでこれで……。』
  −− 踵を返し去っていく。 −−

フィスカー&パーク:バイバイ

フィスカー

『うん!気をつけて〜!』

パーク

『気をつけて〜!』

フィスカー

……
『パーク……。
聞いたよな?』

パーク

『うん!』

フィスカー

『フフフ。
ゼリーキングやら何やらを倒しさえすればもう飢えることもないんだ!
俺たちも倒しに行こう!』

パーク

『倒そう!』

  −− 大急ぎで走っていく2人。 −−
フィスカー&パーク:嬉々
  −− だが、途中で立ち止まる。 −−

パーク

?
  −− フィスカーの方を向く。 −−
『ところで大将……。
さっきのあの話さ、不思議なことに、前にも聞いたことあるみたい!!変だな〜。』

フィスカー

  −− パークの方を向く。 −−
があん
『確かにおかしいな〜。
実は俺もこの話を夢で見たことがあるみたいだ。』

パーク:……

フィスカー

『…………。』

パーク

電球
『あ!ボクたちがすごく賢くなって予知能力ができたんじゃないかな?!
今日のことをボクたちは夢で見たんだよ!!』

フィスカー

親指サム
『おお!!パーク、おまえ本当にすごいな?
さっきのあの魔女にやられた打ち所が良くて、頭がよくなったようだ!』

パーク

『そ……そうかな?
それじゃ、あの女の子は魔女じゃなくて、実はイイ魔女っ娘だったのかな?』

フィスカー

あせあせ
『し、知るか!
とにかく!!その怪物ニワトリを倒しに行こう!!』

パーク

『行こう!!』

  −− 再び走り出す2人。 −−
フィスカー&パーク:嬉々

−−暗転−−

女王の慈悲
他人に腕力だけで恐怖を与え、欲しい物を得るには、相手が誰なのか相手自身よりも知っていなければならないと思うけれど……。
ふむ、変な者達に会って時間を無駄にしたわ。
はやくナルビクのエシェルト伯爵の邸宅に行ってみよう。

■ ここまでがナルビク到着までの出来事です。
フィスカーとパークが可愛いのか駄目大人なのか……。 ■

→続きの話、ナルビク

Menu

    Ep2 光輝
  • C0 Lost memories
  • C1 A Diplomat
  • C2 Stray
  • C3 別離曲
  • C4 メルヘン
    Ep2 光輝
  • C0 Lost memories
  • C1 Rumbullion
  • C2 Wobbler
  • C3 変奏曲
  • C4 メルヘン
  • C5 Day Dreaming 〜夏の夜の夢〜
    Ep2 光輝
  • C0 Lost memories
  • C1 Golden Rose
  • C2 Stray
  • C3 別離曲
  • C4 メルヘン
    Ep2 光輝
  • C0 Lost memories
  • C1 Duet
  • C2 Alone
  • C3 Friend or Fiend
  • C4 メルヘン
    Ep2 光輝
  • C0 Lost memories
  • C1 Duet
  • C2 Alone
  • C3 Friend or Fiend
  • C4 メルヘン
    Ep2 光輝
  • C0 Lost memories
  • C1 Rumbullion
  • C2 Wobbler
  • C3 変奏曲
  • C4 メルヘン
    Ep2 光輝
  • C0 Lost memories
  • C1 Rumbullion
  • C2 Wobbler
  • C3 変奏曲
  • C4 メルヘン
    Ep2 光輝
  • C0 Lost memories
  • C1 Golden Rose
  • C2 Stray
  • C3 別離曲
  • C4 メルヘン

↑Topへ


このサイトに掲載されている全ての画像及び文章の無断転載・複写・配布はご遠慮ください。
一部画像、及びスクリーンショットの著作権はネクソン社にあります。

Copyright(c)ryokusui all rights reserved.
Copyright c 2009 NEXON Corporation and NEXON Co., Ltd. All Rights Reserved.

このサイトの表示調査ブラウザは Internet Explorer と Mozilla Firefox と Google Chrome です。
他のブラウザー及びバージョンでは正しく表示されない場合があります。ご了承ください。