Home > ナヤトレイ(Ep1C1 ゼリーキング討伐) 1p・2p・3p・4p
−− ナルビクに着き、魔法商店の側の道を歩くシベリンとナヤトレイ。途中、ジケルとすれ違う。 −−
−− 立ち止まる2人。 −−
『到着したわ。』
−− 少し前に歩き再び立ち止まる。 −−
『へぇ。』
『ナルビクほどの大きな町なら美人も多いに違いない!へへ。
これは……期待できるか?』
−− シベリンの目線の先を、金髪を紅いリボンで2つ括りにした花売りの少女ドロシーが歩いて来る。 −−
−− 走り寄る。 −−
『ハーイ!そこのキレイなお嬢さん!!』
■シベリンが走り寄るのと同時に、魔法商店からロングソードが出てきて歩き去ります。■
−− 振り返る。 −−
ドロシー:
−− 気にせず立ち去ろうとする。 −−
−− さらに傍に寄る。 −−
『あれ?む、無視して行かないでくださいよ〜。』
−− 振り返る。 −−
『あたしをお呼びだったんですか?』
シベリン:
−− ナヤトレイが2人の傍まで歩いて来る。 −−
『そりゃ〜もう、この辺でキレイなお嬢さんといったら、あなた以外いないでしょう?はっはっはっ!』
『あら。それで、何のご用ですか?』
−− ナヤトレイが2人を見る。 −−
『また始まったの?』
『お嬢さんはこれからどちらへおいでですかぁ?
私は……。』
『もう行く。』
−− ためらいも無く大通りを右へと歩いて行く。 −−
−− ナヤトレイの行った先を見る。 −−
−− ドロシーを見る。 −−
『あ、お嬢さん、私は急に急ぎの急用ができてしまったので、これで……。』
−− 慌ててナヤトレイの後を追う。 −−
□
−−暗転−−
−− 魔法商店隣の家屋前でナヤトレイに追いつく。 −−
『おい、そう急に行くなよ。』
−− ナヤトレイが振り返る。 −−
ナヤトレイ:
『ん?なんだ。
なんか気に障ることでもあったのか?』
『…………お・な・か・す・い・た。』
−− 右手側を向く。 −−
『そうか?
ふむ、そう言えばオレも少し……。』
−− 向き直る。 −−
『ナルビクでは海の中へって宿屋が、美味しい料理で評判だそうだぜ。
行ってみるか。』
『うん。』
−− 宿屋、海の中へに向かって歩き出す二人。 −−
□
−−暗転−−
−− シベリンとナヤトレイの2人が宿に入ってくる。眠る店主の前で立ち止まる。 −−
シベリン:
ナヤトレイ:
−− ナヤトレイの方を向く。 −−
『ここが海の中へって宿屋か?料理がうまいって評判の。』
−− 目が覚めたのか鼻提灯が割れる。 −−
『いらっしゃいませ〜。』
−− シベリンがグリンズの方に振り返る。 −−
シベリン:
『お客さん、間違いなくここがその、料理で評判の海の中ですよ。
ご注文は何にいたしましょう?』
−− 向き直り、カウンターに近寄る。 −−
『量が多くて安くて美味しいもの。』
『う〜ん……メニューをどうぞ。こちらからお選びください。』
□
−−暗転−−
−− 向かい合い、メニューを眺めているシベリンとナヤトレイ。 −−
−− グリンズの方を向く。 −−
『ゲッ!なんでこんなに高いんだ!?』
−− ナヤトレイの方を向く。 −−
『ダメだ。
シャドウ&アッシュにでも行ってみようぜ。』
『おなかすいてるのに。』
『もしかして、お金が足りないのかね?』
−− グリンズの方を向く。 −−
『まあ、そういうことです。』
『シャドウ&アッシュに行くということは、ギルドの傭兵のようだが……。
もし私の頼み事を引き受けてくれれば、料理はタダで提供しよう。』
『おお!どんな頼み事ですか?』
『料理がうちの仕事だが、材料調達まで自分でやるのはちょっと大変でね。
生豚肉20個とキノコ5個を持って来てくれれば、 ナルビク風キノコ料理 をごちそうしよう。』
『それならすぐにできるわ。』
『生豚肉はベービングから、キノコはパピィルームから手に入る。
そいつらはクラドとライディアあたりで見つかるだろう。
遠いから、急いだほうがいい。』
『OK!説明はその辺で大丈夫です。持って来たら料理だけじゃなくて報酬もよろしく。
ま、言うまでもないことだとは思いますが。』
『ふん、そんなことは心配せんでもいいから持ってきなさい。』
−− 店を後にするシベリンとナヤトレイ。 −−
□
−−暗転−−
『おお、持って来てくれたのか。』
−− 生豚肉20個、キノコ5個をグリンズに手渡す換わりに報酬を受け取るナヤトレイ。 −−
『これはさっき約束した金だ。』
−− お金を手渡す。 −−
『そんじゃ、美味いもんでも食っていけよ〜。
ナルビク式キノコ焼き、一度味わったらきっと虜になるぞ〜。』
□
−−暗転−−
『どうだ?
言ったとおり、舌がとろけるようだろう?』
『お腹も一杯だし、そろそろシャドウ&アッシュに行くか。』
『気を付けて行けよ〜。また来いよ〜。
もっと美味いもんを用意しておくからな〜。』
□
−−暗転−−
■料理の名前が迷走してます。面白いのでそのままですが、原文も迷走していたんでしょうかね?■
−− 2人が建物内部に入ってくる。 −−
『よぉ!
ベクレール、久しぶり。』
−− 顔を上げる。 −−
『ほう、これはシベリン様とレイ様ではありませんか。
しばらくですね、調子はどうですか?』
『まあまあのボチボチかな。』
『レイ様は?』
『…………。』
『相も変わらず無口ですね。』
−− 目線を手元に戻す。 −−
『それはともかく……。さて、どういった御用で当代最高の傭兵様方がこんなところまでいらっしゃったのでしょうか?』
−− 傍に寄る。 −−
『からかってるのか?』
『いえいえ、からかうだなんて。
とんでもありません。』
−− 顔を上げる。 −−
『シベリン様とレイ様の実力は有名ですよ。
それに組織の意志にこだわらないということもですね。』
−− 少し離れ背を向ける。 −−
『その手の話には興味がないな。
で、ルベリエ支部長は?』
−− 手元に顔向ける。 −−
『支部長は今いらっしゃいます。
お知らせしましょう……。』
□
−−暗転−−
−− 画面左側を向いていたが2人の方を向く。 −−
『久しぶりだな。
ようこそ。
君の噂は、ときおり耳にしている。』
『本当に久しぶりですね、ルベリエ支部長。』
『それで、なぜここに?』
−− 左手側を向く。 −−
『それは……まあ、ついでということもあるのですが……旅費のこともあるので、なにかいい稼ぎ口はないかと思いましてね。』
−− 少し近寄る。 −−
『お金が必要よ。』
−− 画面左側を向く。 −−
『そうだな。』
−− シベリンがルベリエを見る。 −−
『相当ふところが寒いようだな?
君の性格が私の知っているとおりだとしたら、切迫した状況にならないと、仕事を受けようとはしないはずだしな。』
−− 2人を見る。 −−
『しかし……レコダブルからここまでは結構な距離だが、なぜここまで来たのか聞いてもかまわないかね?』
『それについては……ひとつ聞きたい事がありましてね。』
−− 1歩近寄る。 −−
『黒衣の剣士という者を捜してるんですが……何か知りませんか?』
『さあな……聞いたことはないが?』
−− 画面左側を向く。 −−
『そうだな。なにか掴めたら君に知らせよう。』
『そうですか。
では、よろしく頼みます。』
−− 2人を見る。 −−
『仕事の話は……今のところあまりいい仕事はなさそうだが……もうすぐ大仕事があるかもしれん。
少ししたらまた来てくれ。』
『わかりました。では。』
『…………。』
−− シベリンを頭にその場を離れる2人。 −−
−− 2人が見えなくなってから呟く。 −−
『……黒衣の剣士……記憶を探す……か?』
−− 画面左側を向く。 −−
『これは私だけがつかんでいる情報ではなさそうだな。』
□
−−暗転−−
−− 入り口付近で立ち止まる2人。 −−
−− ナヤトレイの方を向く。 −−
『ルベリエ支部長も知らないとは……
思ったより難しくなりそうだな?』
−− シベリンの方を向く。 −−
『彼が知っていることを全部話すとは限らないわ。』
『そう……かな?
じゃあ、クエストショップにでも行ってみるか?
そこも情報が集まるところだしな。』
『うん。』
−− クエストショップに行くため、外へと出る2人。 −−
□
−−暗転−−
−− 室内へと入ってくる2人。 −−
−− 顔を上げる。 −−
『いらっしゃい。
いい仕事がそろってるぜ。』
■リカスの名前がクエストショップ店員でした。が、名前が長いので本名の方を採用しました。■
『どーも。
オレ達は仕事より……人捜しをしていてね、情報をもらえないかと思って来たんだが。』
『そうか。
情報って……?どんなことが知りたいんだ?』
−− クエストショップ店員、リカスから離れ、ナヤトレイ後方まで歩いて行く。 −−
『黒衣の剣士に関する情報です。』
−− 振り返る。 −−
『黒ずくめの服に長い黒髪、黒い瞳……。そして剣士の格好をしている。
オレには重要な意味を持つ人間なんだ。必ず見つけ出したい。』
−− 顔を伏せる。 −−
『ふーむ……。』
『重要というと、どのような意味だね?』
−− 顔を上げる。 −−
『敵討ちとか、殺人の請負なんかじゃないだろうね?』
『…………そんなことじゃ……ないな。』
『もしかして、ボリスのことなのでは?』
−− 元の位置まで戻る。 −−
『ボリス?』
−− 顔を伏せ、手元の書類を見る。 −−
『特徴が君が捜している人間に似ている。年は確か17歳で……。』
『いや、その人ではなさそうだ。
そんなに若いわけがないから……。』
『ふーむ……だとしたら……。
どうも、君が捜している人物に関する情報は、俺のところにはないようだね。』
−− 顔を上げる。 −−
『酒場にでも行って情報集めをするのはどうかね?
色んな人間が出入りするところだから、なにか掴めるかもしれん。』
−− 机の傍まで寄る。 −−
『それがいいかもしれないな。』
−− 左手側を向く。 −−
『むふふ……それならやはり、キレイなおねーさん達のショーが見られる マグノリアワイン へ……。』
『そこはあとでいいわ。
暇なときで。』
−− シベリンが振り返る。 −−
『そこより酔っ払いのブルーホエールのほうがいいと思う。』
−− 画面左側を向く。 −−
『ちぇ。つまり、親父くさい店に行こうってんだな。』
−− ナヤトレイの方を向く。 −−
『まあ、オレはどっちでも構わないけど。』
−− 顔を伏せる。 −−
『いまのところマグノリアワインはまだショーが始まってないシーズンなんでな、実はあまり面白くないんだよ。』
−− シベリンが振り向く。 −−
『ショーが始まってから行ったほうがいい。
ありゃホントに最高の見ものだからな!』
『ほほう。なるほどなるほど。
いやぁ〜。話が合いますなぁ〜。
役に立つ情報、ありがとう!』
−− 呆れ左手側を向く。 −−
『バカがもうひとり……。』
−− ナヤトレイの傍に歩いて来る。 −−
『じゃあ酔っ払いのブルーホエールに行ってみるか!』
−− リカスを見る。 −−
『……。』
−− 同じくリカスを見る。 −−
『おじさん、またな〜。』
−− 顔を上げる。 −−
『おう。』
−− クエストショップ出口に向かい歩きだす2人。 −−
□
−−暗転−−
−− 転移術で移動してくるクァディール。 −−
『何事だ。』
『アノマラド王室からの公文書です。』
−− 公文書を転送する。 −−
■名前がギルド員で立ち絵がありませんでした。名前が分っているのでクァディールで。■
−− 受け取り、開き読む。 −−
−− 閉じる。 −−
『ふむ。またモンスター討伐令か。』
『今回は各ギルドを競い合わせ、その成果をもって褒章を与えるつもりのようです。』
『ふん、まさに官僚的な発想だな。
頭痛の種であるモンスターを、ギルドとハンターの手を借りて処理するのか……。
手早く片付けるにはいい方法だが、愚かなものだな。
一時的には状況が好転しても、根本的な解決にはならないことは、知っているはずだが。』
『はい?』
『いや、なんでもない。とにかく……久しぶりの大仕事だ。協力してさしあげようじゃないか。』
『はい。ではこの件はベクレールに任せます。』
『ああ、頼む。』
『それでは失礼いたします。』
−− 再び転移し移動するクァディール。いつものように横を向くルベリエ。 −−
『……毒を以って毒を制する……か。ふっ。』
−− 間 −−
『気に入らないが……。
ま、いいだろう。
どうせ我がギルドが損をするわけではない。』
□
−−暗転−−
■シベリンとの相違部分が、幕間セリフのみです。
淡白ですねぇ(苦笑■
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