テイルズウィーバーチャプターネタバレ

Home >イサック(Ep2p0 Mariposa)

イサック・デュカステル

Mariposa

ベンヤ

Episode2 光輝

  −− 羽根散らしながら現れる。 −−

ベンヤ

少女

必要としている人を捜すんだ……。
……見つけられなければ……また……猶予、猶予、また猶予……。
真の結末も、真の喜びも悲しみももう存在しなくなる。』
  −− 再び羽根を散らし姿を変える。 −−

蝶

Prologue  Mariposa

  −− ヒラヒラと西側に向かい、どこかへと舞い飛んでいく。 −−

−−白転−−

サンスルリア大神殿 外部

ジェニとイサック

−−暗転−−

イラストージェニとイサック

−−暗転−−

  −− 歌う少女の周りを蝶が舞っている。 −−
ジェニ:♪

  −− 歌い終える少女。 −−

イサックー笑顔

嬉々
『う〜ん、やっぱりうちの姫の歌は最高だな!ハハハ!』

ジェニエノル

  −− 振り返る。 −−
てれ
『母上よりは上手じゃありませんわ!エヘヘ。』

イサックー笑顔

『いやいや、ジェニも本当にうまいよ。観客もこんなにたくさん集まってきたしな!』

ジェニエノル

  −− 周囲を舞っていた青い蝶を見つけ近寄る。 −−
『あ、きれいな蝶々だ〜。』

イサックー笑顔

『ふむ。観客も来たことだし、私も一曲……。』
  −− 立ち上がる。 −−

ジェニエノル

!!
あせあせ
『父上のお歌はおやめになったほうが……。』

イサック:♪
  −− 歌声に、集まっていた蝶が散って行く。 −−

ジェニエノル

汗
『あ……蝶々が…………。』

−−暗転−−

  −− イサックの方を向く。 −−
ジェニ:……

イサックー汗

があん
『ふむ……まいったな……。』

ヘア

『姫様〜!!』

ティス

『姫様〜!どこにいらっしゃるのですか〜!!』

イサック:あせあせ
ジェニ:!!

侍女

  −− お互い向かい合う侍女。 −−

ヘア

『いくら父君とは言え、姫様にまで野蛮な風習を教えるのは……。』

ティス

『そうですよ。教養のない話し方もそうです。』

ヘア

  −− 右手側に向き直る。 −−
『はぁ……、心配ですわね。』

  −− ジェニを捜し先に進む。 −−
ヘア:!
  −− 2人を発見し立ち止まる。 −−

ティス

『あっ!姫様!!』

  −− ジェニに近付く2人。慌てるイサック。 −−

あせあせ
『あっ、ごめん!さきに話そうとしたんだけど。』

4人

ヘア

『姫様、祭女長がお待ちですよ。
こうして勉学の時間に遊んでいらしたら私達が怒られるんです。』

ジェニエノル

『ジェニは父上と一緒にいたいの……。勉強なんてつまらないの。』

ティス

『姫様だけが女王様の後を継ぎ、サンスルリア神の教えをサンスルリアに伝える祭主様になれるのです。
さあ、早くお入り下さい。』

ジェニエノル

  −− ティスの方を向く。 −−
『でも……でも……父上ともっと一緒にいちゃダメなの?』

ヘア ティス

『姫様!』

イサックー普通

『祭女達の言う通りにしよう。父上とはまた後で遊ぼう。わかったね?』

ジェニエノル

『……はい、父上。じゃあ、勉強してきますね!』

イサックー普通

親指サム
『うん!祭女長の言うことちゃんと聞くんだよ!』

ジェニエノル

親指サム
『はい!
エヘヘ、また遊んでね、父上!』
  −− 祭女と共に帰っていく。 −−

  −− 3人が立ち去る。 −−

イサックー普通

……
『……メルゼベド……やっぱり俺はまだまだみたいだ。ハハハ。』

−−暗転−−

サンスルリア大神殿 外部

1人で座り込むイサック

イサック:♪
  −− 青い蝶が舞い飛んで来て、イサックの周りを回る。 −−

イサックー普通

?
『うん?』
  −− 青い蝶が神殿入り口前辺りまで飛んで行く。 −−
『きれいな蝶だな……。』
電球
『うちの姫が喜ぶな!』
  −− 蝶を追い駆け出し、そのまま神殿へと入っていく。 −−

  −− イサックが走り去った後に転移し現れるロングソード。 −−

ロングソード

ロングソードグッドナイト

『蝶の小さな羽ばたきも歯車を動かす力があります。フフフ。』

−−暗転−−

サンスルリア大神殿 中央ホール

蝶を追って

  −− 蝶を捕まえようと奮闘するイサック。 −−
イサック:怒り赤
  −− 壁際で止まる蝶。 −−

イサックー真剣

ぐるぐるぐる
『ううう……。』

  −− 入り口近くの床に止まる蝶。 −−

イサックー真剣

怒りぐるぐる
『あああ、もう!』

  −− すぐ傍の模様の上に止まる蝶。 −−

模様の上の蝶

  −− 中央のモニュメントに止まる蝶。 −−

モニュメントと蝶

イサックー真剣

『よーし、そこにじっとしてろよ……。』
  −− 蝶を捕まえるために突進する。 −−

−−赤転−−

崩壊

イサックー困惑

お化け
『ハッ!』
  −− 辺りを見回す。 −−
『ど……どうしよう。』

  −− 入り口からロングソードが現れる。 −−

登場

ロングソードグッドナイト

『あ〜あ!困っているみたいですね。』

  −− 振り返るイサック。 −−
イサック:!!
  −− 近寄るロングソード。 −−

イサックー困惑

あせあせ
  −− ロングソードの傍に寄る。 −−
『あ……えっと……それが……。』

ロングソードグッドナイト

『あ〜。これ、壊れてますね。思ったより深刻な問題ですよ?
神官達や祭女達が知ったら大変なことになりそうですよ。』

イサック:あせあせ

ロングソードグッドナイト

『ふむ……。あ!』
あせあせ
『イサックさんにしかできない方法がありますが、どうですか、聞いてみますか?』

イサックー普通

嬉々
『本当ですか?難ですか?どうしたらいいんです?』

イサックー困惑

『あ、ちょっと待って。俺の名前をどうして知っているんですか?初対面だと思うけど……。』

ロングソードグッドナイト

『ちょっと待ってください。まず、落ち着いてください。』

−−白転−−

  −− モニュメントが復元される。 −−

イサックー困惑

  −− モニュメントを見ている。 −−
!!
『うわっ!これはどう言う事だ?』

ロングソードグッドナイト

♪
  −− イサックが振り向く。 −−
『たいしたことじゃありません。
ただ壊れる直前まで時空をちょっとだけずらすフリ

イサックー眉間皺

『そ……それってたいしたことじゃないのかな……。』

ロングソードグッドナイト

『まぁ、私だからできることですけどね!ハハハ!』

イサックー普通

……
電球
『あ、でも、元に戻ったことだし、俺がやることはもうないんじゃないですか?』

ロングソードグッドナイト

『先ほども言いましたが、これは直したフリをしただけです。
今、目に見えているのは虚像です。』

イサックー困惑

『虚像?これが?大丈夫そうだけど?』

ロングソードグッドナイト

『壊れていないと信じているからです。
壊れていると思ってこう、手を近づけると……。』

  −− イサックがモニュメントを見る。 −−

−−白転−−

  −− 壊れたモニュメントが現れる。 −−
イサック:!!

ロングソードグッドナイト

『このように、すぐに本来の姿に戻ってしまいます。』

イサックー眉間皺

『ふむ……そうなのか……。』

ロングソードグッドナイト

『まぁ、ここの人々は信仰が厚いので、聖物を敬わなくなったり、勝手に触る人はいないと思うので、しばらくは大丈夫でしょう。』

−−白転−−

イサックー眉間皺

『虚像だったんだな……。』

イサックー普通

  −− 振り返る。 −−
『じゃあ俺だけができることとは一体……?』

ロングソードグッドナイト

『もしかして天使の人形について聞いたことありますか?一時期、サンスルリアにあった伝説の宝物です。
生きて、動いて、話して、考えもするんです。』

イサックー普通

『ふむ。メ……おっと。』

イサックー困惑

あせあせ
(女王の本当の名前を他人の前で勝手に呼ぶのはまずいな)

イサックー普通

『聞いたことあります。実在しない伝説だと聞きましたけど。』

ロングソードグッドナイト

『ハハハ!そうとも言えるし、そうでないとも言えます。この聖物と同じです。
しかしイサックさんなら必ず見つけることができます。』

イサックー眉間皺

『ふむ……。』

ロングソードグッドナイト

天使の人形なら女王の力を借りて眠っている伝説の人形部隊も動かせますし、時間も戻せます。私みたいにフリをするんじゃなくてね。』

イサックー眉間皺

『ふむ……その人形というのはどこにあるんですか?見つけるのにどのくらいかかるんですか?』

ロングソードグッドナイト

『さあ、わかりません。』

イサックー汗

ひひひひ
『伝説かもしれないモノを……それもどこにあるのかもわからないモノのために旅に出ることはできませんよ。家族も心配するだろうし。』

ロングソードグッドナイト

『見つける前にバレたらもっと大きな問題になりますよ。
そう思いませんか、イサック・デュカステル様?それにその犯人が祭主の父親ならもっとね。』

イサックー真顔

!!
『……あなたは一体何者なんだ?旅人みたいだが、なぜそんなことまで知っているんだ?』

ロングソードグッドナイト

『アハハハ!ただのベテラン冒険者にすぎないロングソードグッドナイトと言います。
世界のあちこちを旅していて、大体の事は知ってますよ。』

イサックー眉間皺

……
『……。』

ロングソードグッドナイト

『ここにもちょっと寄っただけで、困っているように見えたので手伝っただけです。私ちょっとおせっかいなんです、ハハハ。
天使の人形があれば、聖物も直せるし、女王と姫にも大きな力になるはずです。
それに宝物を見つけてくれば宮中でのイサックさんを見る目が変わるんじゃないですかね?
女王には、宮中生活が退屈で少し息抜きが必要だから旅に出ると言えばいいんです。ついでに宝探しもするってね。』

イサックー眉間皺

……
『……。』

ロングソードグッドナイト

『まぁ、色々言いましたが、決定はイサックさんがするべきですね。』

イサックー笑顔

『どうも選択の余地はなさそうだな……。妻と娘に別れの挨拶をしてから行きます。』

ロングソードグッドナイト

『あなたを必要としている子野良猫に先に会いに行った方がいいかもしれませんよ。では!』
バイバイ
  −− 立ち去る。 −−

イサックー普通

子野良猫
……。』

イサックー眉間皺

『はぁ……メルとジェニには何て言えば……ふぅ。』

−−暗転−−

  −− 女王の執務室にて。事情を説明するイサックと窓の外を見る女王。 −−

イサックー笑顔

『まぁ……そういうことだよ。ごめん、ハハハ。』

メルゼベド:怒り赤

イサックと女王

メルゼベド

  −− 振り返る。 −−
『笑ってる場合ですか!』

イサックー困惑

  −− たじろぎ上体を少し後ろへ反らす。 −−
あせあせ
『ヒッ!ご、ごめんなさい!』

  −− 少しの間 −−

イサックー眉間皺

『……。』

イサックー普通

『でも仕方ないじゃないか。やってしまったことだし。
事が大きくなる前に俺が直接行って方法を見つけてきた方がいいと思うんだよ。』

メルゼベド

『……他の人に知れたら大変ね……。
あなたが直接行く他には方法がないのかもしれませんわ。』

イサックー普通

『うん、ごめん。
俺は、神官達や祭女達に嫌われるのは今も変わらないからしょうがないけど、
君と姫を困らせたくはないんだ。』

イサックー笑顔

『それに退屈な宮中生活の息抜きもしたいしな。ハハハ。』

メルゼベド

……
『……。いつもそうやって笑っているのですね。あの時も、そして今も。』

イサックー笑顔

『そうか?ハハハ。』

メルゼベド

『ジェニノエル姫には何と言い訳をなさるつもりなの?』

イサックー眉間皺

『ふむ……。本当のことを言うわけにはいかないし……。』

イサックー普通

電球
『来年、姫は祭礼儀式に初めて参加するんでしたね?』

メルゼベド

『はい、来年には姫も8歳ですから。』

イサックー笑顔

『姫には、来年行う初の祭礼儀式への参加記念プレゼントのために行ってると伝えてほしい。』

メルゼベド

『姫に会わずにこのまま旅に出るつもりですか?』

イサックー普通

『姫に会ってしまうと……行けなくなりそうだから。』

  −− ほんの少しの間 −−

メルゼベド

  −− 背を向ける。 −−
……
『仕方ありませんね。』

イサックー笑顔

『うん、すぐ行って来るから心配するなよ!ハハハ!』

メルゼベド

  −− イサックに近寄る。 −−
『これを持って行ってください。』

イサックー普通

『これは何です?』

メルゼベド

『サンスル神の守護符です。サンスルリアで問題を起こしたら私が守ってあげられますが、サンスルリアの外では守ることができませんからね。』

イサックー普通

あせあせ
『そ、そうか。ハハハ。』

−−白転−−

抱擁

−−白転−−

メルゼベド

『気を付けてくださいね。変な問題起こさないで下さいね。』

イサックー普通

あせあせ
『うん!では行って来ます。ジェニをよろしく頼むよ。』
バイバイ
  −− 室外へと向かう。 −−

−−暗転−−

イサックー普通

  −− 外へと出てくるイサック。まだ庭園にいたロングソードを発見する。 −−
?
  −− 近寄る。 −−
『え?何?何でまだここに?』

ロングソードとイサック

ロングソードグッドナイト

  −− 振り向く。 −−
Hi
『ハハッ、あちこち神殿の周りを散策してたんです。
これから出発ですか?』

イサックー普通

『そろそろ出発しようと……。別れの挨拶もしたし。うん。』

ロングソードグッドナイト

『どうせ旅に出るんだし、旅行必需品でも売ろうかなと思って……一個買ってくれませんか。』

イサックー普通

『ハハッ、押し売りかい?』

ロングソードグッドナイト

『いやいや、安いんですよ?秘密保証及び高級情報提供のちょっとした手数料程度?ハハハ!』

イサックー眉間皺

『ふむ……でも俺は今、お金をあんまり持っていないんだが……。』

ロングソードグッドナイト

『あなたも余裕がないみたいだし、ただで差し上げましょう。
しばらくは自由に旅をしてください。しばらくはね。
旅に行き先に詰まったら差し上げたそのアーティファクト 「クエイサー」 を使ってみてください。』

イサックー普通

アーティファクト??
ベテラン旅人とか言ってたけど、妙な物をくれるんだね。』

ロングソードグッドナイト

『アハハ、妙だなんて。ちゃんとあなたの役にたつものですよ。
そのアイテムはほんの少し強くなるまでは使用できません。気を付けてくださいね。
使えるようになったらクエイサーを使えば新たなる旅路の幕開け〜。
簡単でしょう?』

イサックー普通

『ベテラン旅人じゃなくて、ベテラン商人だな?ハハハ。』

ロングソードグッドナイト

『いやいや〜旅をしていたらわかるはずです。ベテラン旅人とベテラン商人は紙一重なんです。ハハハ!
では、忘れずにいてください。旅の必需品の事をね。』

  −− 立ち去るロングソード。見送るイサック。 −−

イサックー普通

(面白い人だな。旅に行き先に詰まったらクエイサーを使う。だな。
難しくはないな。新しい経験がたくさん出来そうだな!
日が暮れる前にここを出ないと。急ごう!)

−−暗転−−

■ここまでがイサックプロローグです。専用画像の多い小父様です。
下手をすると他のキャラよりも若々しい方かも?とか思ったのは秘密です。
さて、続きの話はナルビクからですが……。新規実装キャラなので1年の規制期間があります。
次の更新は、2011年の10月27日以降になります。
その日までにいくつのチャプターが実装されているのか楽しみですね。■

 次の話、Cp0 BonBoyage へ続く

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