Home > ルシアン(Ep1C1 期待と不安) 1p・2p
−− アロナ町長の前まで歩いてくるボリスとルシアン。 −−
『あのぅ、あなたがライディアの町長ですか?』
『そうだけど……。
何の用かしら?』
『我々はアクシピター所属の見習い騎士です。
シュワルター支部長より書簡を預かってきました。』
−− ルシアンがアロナに書簡を手渡す。 −−
『確かに受け取りました。手紙を届けてくれてありがとう。
では、これをシュワルター様に。』
−− 書簡をルシアンに手渡す。 −−
−− ルシアンが元いた位置まで戻る。 −−
『長旅で疲れていらっしゃるでしょう?お茶をお出ししますわ。
ライディア産のお茶は格別ですのよ。』
『わぁ、楽しみだな〜♪ 喜んで……。』
『いえ結構です。我々は任務中ですので。』
『お心遣いだけいただいておきます。』
−− ボリスの方を向く。 −−
『えーっ!お茶を飲むぐらい、いいじゃないか!きっとスゴくおいしいよ。』
『仕方ありませんね。それではお土産におひとつどうぞ。』
−− アロナの方を向く。 −−
−− ため息をつくがアロナの傍まで寄りお茶を受け取る。 −−
『ありがとうございます。』
−− 元の位置に戻る。 −−
『あと……個人的なお願いがあるのですが、聞いていただけますか?』
『…………。』
『ゼリーリーフ10個を取ってきて欲しいのです。
ゼリーリーフはライディアの外にいるリーフゼリッピが落とします。』
■1、ゼリーリーフを持ってくる。 or 2、時間がない。悪いけど断る。
の2拓でした。持ってくる選択です。■
『私のわがままを聞いてくださって、ありがとうございます。
リーフゼリッピは弱いモンスターです。
それでも体力が減ってきたら、ちゃんと回復アイテムを使って戦わないと危険です。
あらあら、もうご存知でしたか。ごめんなさいね。
では、お待ちしております。』
□
−−暗転−−
『ゼリーリーフ10個、持ってきたよ〜。楽勝、楽勝♪』
−− アロナにゼリーリーフを手渡す。 −−
『ありがとうございます。
つまらない物ですが、お受け取りください。』
−− SEEDを手渡す。 −−
『わぁ、ありがとう。』
−− 元の場所まで戻る。 −−
『…………。』
『こちらこそ、ありがとうございます。
手紙を届けてくださった上、私のわがままにまで付き合ってくださったのですから。
またライディアにおいでください。
では、お気をつけて。』
−− SEEDを手渡す。 −−
『またね!』
−− 出口付近まで歩いて来て振り返る。 −−
『では。』
−− ルシアンよりも入り口から少し離れた場所まで来たボリス。ルシアンもそれに合わせて移動する。 −−
『これで今回の任務は全部終わったよね。だから少し休んでいい?』
『そうだな。』
『わあ!うれしい!』
『俺はちょっと兄について調べることがあるから、後で香草のかおりで会おう。』
『じゃあ僕は町の見物をしてくるね。
さっき聞いた話だけど、この町には有名な発明家がいるんだって。』
『発明家?』
『うん。新しい物を色々と発明する人のことだよ。面白そうなものをいっぱい持ってそうじゃん!?』
−− そわそわと辺りを見回す。 −−
『話してたらスゴく気になってきた!
僕、先に行くね!』
『分かった。また後で。』
『うんっ!』
−− ルシアンは走って、ボリスは歩いて、共に外へと向かう。 −−
□
−−暗転−−
−− ラディックスの家に入って来、辺りを見るルシアン。 −−
『誰もいないのかな?』
『有名な発明家のはずなんだけど、あんまり羽振りはよくはなさそうだな。
思ったより発明ってお金にならないのかなぁ。』
『誰だ?』
−− 部屋の奥へと歩いて行き、カウンター前で立ち止まる。 −−
『あっ!こんにちは。僕は有名な冒険家になる予定のルシアン・カルツです。
現在はアクシピターというギルドに所属していて……。
立派な発明家を見にきました!』
『なんだ、遊びに来たのか。』
−− 顔を反らす。 −−
『お前ら野次馬に付き合っている暇はない。そもそもオレは人と関わるのが嫌いだ。
発明の邪魔にしかならん!』
『えーっ!』
『そんなのつまんないよー。』
『余計なお世話だ。』
−− 顔を反らし首を傾げる。 −−
(有名な発明家ってみんなこんな感じなのかなぁ)
(それともアイディアが出なくて気が立っているだけなのかな)
−− ラディックスの方を向く。 −−
『もし何か手伝えることがあったら手伝うけど?』
−− ルシアンを見る。 −−
『……ほぅ、オレを手伝うと?』
−− 腰に手を当て誇らしげに言う。 −−
『うん、そうだよ。バーン!って任せちゃって。
僕はこう見えても剣士なんだ。えっへん!』
『正直、信じられん。
まぁ、ダメもとで頼んでみるか。』
『なんか引っかかるけど……何でも言ってよ。』
『今進めている研究に必要な材料が無くて困っているんだ。蜜蜂の羽が20個必要なんだが、持って来てくれないか?』
『なーんだ、それくらい僕みたいな優秀な剣士には朝飯前だよ〜。』
『…………。
いや、どうにも信じられん……言葉遣いからして怪しい。
ちょっと聞くが、お前レベルはいくつだ?』
『心配しなくても大丈夫だって。
じゃあすぐに持ってくるから待っててね。』
−− 走って外へと向かう。 −−
□
−−暗転−−
■上記画像は使いまわしです。本来は、正面位置に移動しています。■
『ハニービーの羽を20枚だったよね。持ってきたよ〜。』
『どれどれ。』
−− ルシアンから羽を受け取る。 −−
『本当だ。現実が信じられん……が、とりあえず礼を言っておくことにしよう。
オレは見たとおり貧乏でな。金はやれないが、その代わりにこれをもらってくれ。』
−− 修繕道具をルシアンに手渡す。 −−
『わぁ、ありがとう!』
『おじさん、それで……何か面白い発明はないの?ちょっと見せてよ♪』
−− 話し切る前に、部屋に置かれた備品や発明品を見る為に走り出す。 −−
『あ……。』
−− キョロキョロと見回す。 −−
ルシアン:
−− 部屋の反対側に走り寄り、炉を見る。 −−
ルシアン:
ラディックス:
−− ラディックスの背後にある本棚に近寄ろうとする。 −−
『おい、見物していいと言った覚えはないぞ。』
−− 何かに気が付き本棚に駆け寄る。 −−
『これは!ケイレス砂漠冒険記!?
発明家ってこんな本も読んでいるんだ〜。』
『うむ……冒険の話は面白いからな。』
−− ラディックスの方を向く。 −−
『おじさんも冒険が好きなんだ!』
『オレも昔はいろんな所を冒険するのが夢だったからな……。
お前、ルシアンと言ったな。冒険が好きなら、いつかケイレス砂漠の古代遺跡を狙ってみるのも悪くないぞ。
オレには無理だったが、もしかしてお前なら……。』
『えへへ、ありがとう。それは僕の夢なんだ!』
『あそこなら世界を驚かすような大発見をするかも知れないし、莫大な財宝が見つかるかも知れない。』
『ワクワクするよねっ!』
『いつかそんな冒険をしろよ!頼みを聞いてくれてありがとう。』
『はいっ!』
−− カウンターの外へと出る。 −−
(無愛想だけど、いい人だな。そろそろボリスのところへ行くか)
−− 振り返る。 −−
『じゃあ僕、もう行くね〜。
色々ありがとー。』
−− 外へと向かう。 −−
□
−−暗転−−
−− 喫茶店へと入ってくるルシアン。 −−
『あれれ、ボリスがいない。どこに行ったんだろう……。』
−− 喫茶店へと入ってくるボリス。 −−
『どこ行ってたの?』
『いくら待ってもお前が来なかったから、捜しに行ってたんだ!』
『そうか。
ああ、もうそろそろナルビクに戻ろうかな。』
『そうだな。
では、急ごう。』
『そういえば、お兄さんは見つかった?』
『どうやら、そっくりな人間を見たという目撃者がいるらしい。しかもその目撃者が誰なのかは分らない。』
−− さらにボリスの傍に寄る。 −−
『うーん、そうなんだ……。』
『ナルビクのクエストショップに調査を依頼しておいたから、そろそろ情報が入っているかもしれないよ。』
『そうだな。』
『あ!ナルビク行きのワープポイントは?』
『お前がこの前、ワープポイントを記録した結界石をなくしたじゃないか。』
『これからの旅を考えると、ワープポイントを記録しておいたほうが良いな。
とりあえずライディアのワープポイントを結界石に記録しておこう。』
−− 目線を反らす。 −−
『あっ、僕がなくしたんだっけ?』
−− 向き直る。 −−
『うん、そうしよう。』
『じゃあ、ナルビクに出発!』
−− 歩いて外に向かう2人。 −−
□
−−暗転−−
『支部長、王室より命令書が届いております。』
−− シュワルターが振り返る。 −−
『うむ、読もう。』
−− アレンがシュワルターのそばまで歩いて来て命令書をに手渡す。それをシュワルターが読む。 −−
□
−−暗転−−
−− 顔を上げる。 −−
『王室よりモンスター討伐令が下った。ゼリッピの母体ゼリーキングに賞金がかけられている。』
『モンスターの討伐令ですか。王室の支援はありがたいですが、実際に効果があるかどうかは……。』
『陛下の方針なのだ。国王陛下の決定に従うのが、臣下としての義務であろう。
隊員達を収集しろ。全隊員を参加させたほうがよさそうだ。』
『はっ、了解しました。あと……これは未確認情報なのですが……今回はシャドウアッシュも参加する公算が濃厚かと。』
『……ふむ、頭が痛いな。』
−− 少し右手側に歩く。 −−
『隊員たちと問題を起こすかもしれん。注意が必要だな。』
□
−−暗転−−
−− リカスのいる机の前まで歩いて来る2人。 −−
『リカスのおじさん〜。』
−− 顔を上げる −−
『おお、お前達か。
この前、仕事でライディアへ行くと言っていたな。もう行ってきたのか?』
『うんっ!』
『仕事はちゃんと済ませてきたか?』
−− 腰に手を当て胸を反らし言う。 −−
『もちろん完璧さ。僕たちの実力は知ってるでしょ?』
リカス&ボリス:
『それはそうとおじさん、あの件はどうなった?』
−− 顔を下ろす。 −−
『あの件……ボリスのお兄さんについてか?』
『新しい情報はあっただろうか?』
『それが……すまない。まだはっきりした情報はつかめていないんだ。』
『ならば……。
黒い髪で黒いマントを羽織った黒衣の剣士について聞いたことは?
噂では兄に似ているらしい。目撃例もあるようなのですが。』
−− 顔を上げる。 −−
『それだけでは分らんな。まぁ有名なやつならすぐに調べがつくだろうが……。
それに今はマジックキューブタブレットの調子が悪くてな。』
−− 顔を下ろす。 −−
『直したいんだが……そうだ!修繕道具を買って来てくれないか?
商店に売っているはずだ。
では、頼んだぞ。』
『はーい。すぐ行ってくるよ。』
−− 我先にと歩き出すルシアン。付いて行くボリス。 −−
□
−−暗転−−
『おじさん、頼まれた修繕道具を持ってきたよ。』
−− 顔を上げる。 −−
『おお、来たか。』
−− ボリスが修繕道具を手渡す。 −−
『ありがとう。これは報酬だ。』
−− SEEDを手渡す。 −−
□
−−暗転−−
−− 顔を下ろす。 −−
『…………。
確認してみたが、お兄さんの情報はまだ入ってない。
黒い髪に黒マントの剣士に関する情報も入っていないな。
目撃者を捜してみたらどうだ?話を聞ければ何か進展するかもしれないぞ。クエストショップも万能ではないからな。』
『…………。』
−− 顔を上げる。 −−
『それより、キミ達はアクシピターに戻らなくていいのか?
王室からモンスター討伐令が出ているようじゃないか。』
ルシアン:
『まだ知らなかったのか。ならすぐに戻って話を聞いておいた方がいいぞ。結構うまい話のようだからな。』
『うまい話だって!?』
−− ボリスを見る。 −−
『急いでアクシピターに行こうよ。』
−− ルシアンの方を向く。 −−
『……そうだな。』
−− 歩いて外に向かう2人。 −−
□
−−暗転−−
■ボリスとほぼ同じ内容ですが、喫茶店合流部分が若干違ってます。
それにしても、ほのぼのさせられますね、内容が♪■
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