Home > アナイス(Ep2C0 Magnum Mysterium) 1p・2p・3p・4p・5p
−− 部屋の中央リカスの正面の位置まで歩いて来る。ムートの方を向いたまま。 −−
アナベル:
『いらっしゃい!リカス&ムートの……。』
−− リカスの方を向く。 −−
『おじさん、こんにちは!
カッコイイワンちゃんがいると聞いて会いに来ました!』
『お嬢さん、一人なのか?
親とか、兄弟は?』
−− クマを持ち上げる。 −−
『くまさんと一緒に来たの〜。
くまさんはアナベルのお友達なの。
この前、蝶ネクタイを付けてあげたんだ〜!』
『ハハハ、そうか。
可愛いな。』
『しかし、本当にそのくまと二人で来たのか?
一人でこんなところに出入りするにはまだ小さいと思うが。』
『アナベルはワンちゃんに会いに来ただけ!』
『ムートのことだな。』
−− ムートの側まで歩いて行く。 −−
『むむ、ワンちゃん寝てる?』
『朝から寝てるんだよ。
起こして遊ぶかい?』
『ううん、大丈夫。』
−− リカスの前に戻ってくる。 −−
『町の子たちがね!毛がやわらかくて、かっこいいワンちゃんがいるって言うから会いに来たの!
本当に可愛い!だよね、くまさん?』
−− 左手側を向きクマを脇に抱える。 −−
『でもね、アナベルのくまさんには負けてる。
だよね、くまさん?』
−− リカスの方を向く。 −−
『アッハハハ!!面白い子だな!名前は?』
『アナベル。』
『可愛い名前だな。誰が付けてくれたんだ?
お母さん?お父さん?おばあさん?』
−− 左手側を向きしゃがみこむ。 −−
『アナベル、そんなの分からない。』
■ 顔付きセリフ枠でした。 ■
『そうか。ふむ、すまないね……余計なことを聞いたな。』
『アナベルはまた今度来る。
ワンちゃんが起きてる時に来るね。』
『そうしてくれ。
うちのムートに会いに来ることなら、いつでも歓迎するぞ。』
『うん!おじさん、バイバイ〜!』
リカス:
−− その場を後にする。 −−
−− クマを掴み腕を前後に大きく振る。 −−
『くまさん、あなべる何して遊べばいいのかな?』
『暇だー……。
人がたくさんいるところに行ってみる?』
−− 波止場を後にする。 −−
□
−−暗転−−
『お腹空いた。』
−− クマを地面に叩きつける。 −−
■ 顔付きセリフ枠でした。 ■
−− 近くの商店のカウンターの前に歩いて行き立ち止まる。 −−
−− 商人の方を向く。 −−
『おじさん、これ食べるんですか?』
『そうだよ〜食べ物だ!
すっごい美味しいぞ!』
−− 棚の方を向く。 −−
−− 大きく仰け反る。 −−
『うえっ!!!何これ!!!
酸っぱすぎる……。』
『会計してから食べないと〜。』
−− 商人の方を向く。 −−
『こんなにまずいのに、何でアナベルがお金出すの?』
商人:
−− クマを持ち上げ見た後、再びカウンターを見る。 −−
『くまさん、アナベルの舌がおかしいのかな?
くまさんも食べてみて。』
(こいつ、店をつぶす気だ!早く帰さないと、今日一日商売できなくなりそうだ。)
『お嬢さん、君が美味しくないものを選んだんだよ。さあ、早くお金を払って。
酸っぱいものを選んだみたいだから、特別に半額にしてあげるよ!ははは!』
−− 商人の前まで歩いて来る。 −−
『半額?
アナベルは意味がわかんない。』
『お嬢さん、お金を払わないと、お金を!』
『アナベル、お金持ってない……。それに、アナベルよりくまさんの方がいっぱい食べたんだもん……。
あ、くまさんもお金持ってないって。』
『なに?!君、今おじさんをからかってるのか?!』
『アナベルは初対面の人をからかったりしないもん!』
『君、ついて来い!
私と今すぐナルビク警備隊に行こう!』
アナベル:
『嘘をつくんじゃない!
商売してて君みたいな奴いっぱい見てきたんだからな!
人の前で叱られてみればもうやらないだろ!ふん!』
−− 中央船着場から声が聞こえる。 −−
ジケル&ドロシー:
『なんか面白いことでもあるのかな?』
−− ジケルとドロシーが2人側まで歩いて来る。入れ替わるように中央側から声が聞こえる。 −−
『あの子は?』
ディック&レニー:
−− 2人に近寄る。 −−
『俺たちが助けよう!』
『いや、見ないふりしよう。
あの子、あんまり知らないじゃん。』
−− 2人に近寄る。 −−
『そうだね。』
(あぅ……何でこんなことに……。)
■ジケル以降顔つき小枠でした。■
□
−−暗転−−
『この野郎、子供だから見逃すと思ったのか?あん?』
『えええん……。耳が痛いよ。おじさん声が大きい!』
(あの子か?)
『もういい!お前の親はどこだ?
保護者と話をしてやる。早く言いなさい!』
『アナベルは一人よ。誰もいないんだから!』
(ジェニと同じくらいかな……。)
『じゃあ、何でものを盗んだ?……!!はは〜ん、お前、常習犯だな!
あ〜そうか、お前、こそ泥の仲間だな?』
『コソドロ?ソコドロ?何それ?アナベルわかんない。』
(……言いすぎだな。あのおじさん。)
『ああ!イライラする!もう無理だ!警備隊を呼ぶ!ついて来い!』
『言いすぎじゃないですか?まだ子供なのに。』
−− アナベルと行商人の間に割って入る。 −−
『お前はなんだ?』
『旅人ですよ。それにしてもお前はないんじゃないかい。』
『旅人?ほお〜服を見ると田舎もんだな。
用事がないなら消えてくれ。』
『いやだね、子供に対して言いすぎじゃないかい。』
『お前は引っ込んでろ!……。あ〜なるほど、お前もこいつの仲間だな?』
−− イサックの背後に隠れる。 −−
『う、お兄ちゃん……。アナベル怖いよぉ。ぐす。アナベルはお兄ちゃんがお腹空いたって言ったから……。
お兄ちゃんのためだったのに……。アナベルが間違ってたの?』
−− 振り返る。 −−
『えっ?』
−− 行商人の方を向く。 −−
『なんだと?やっぱり仲間じゃないか!!
お前がこのガキに盗みをやらせたんだな?
そんな気がしてたよ!!どうしてくれるんだ?お前が払うのか?あん?』
『いや、そ、それが……ご、誤解……。』
(あれ?何でこんなことに……。)
『何してんだ?早くしろよ!お金ないのか??』
『……お金はない……です。』
『何だと?なんてふてぶてしい泥棒だ!
ああ、血圧が上がる!どうしてくれるんだ!どうやって払うんだよ!』
『あの、差し上げたいんですが、ないんですよ。』
『金がなきゃどうするんだ!監獄に行きたいのか?』
『あの……それが……。』
(俺は何してるんだろう。はぁ……よく見るとこの子、何もわかってないみたいだけど。)
−− アナベルの方に振り返る。 −−
アナベル:
−− 行商人の方を向く。 −−
(……。まだ親の下で甘えている年頃なのに……。そうだ、イサック、助けるのが人の道理だ!!)
『……働くのは同でしょうか?あなたのお店を手伝うとか。』
『手伝う?ハ!こそ泥に店を手伝わせろってのか!』
『お兄ちゃん……アナベル怖いよ……。』
『おいおい、あんまり責めなさんな。優しそうに見えるし、嘘をついてるようには見えないが……。
ここに来て間もないみたいだし、大目にみてやるんだ。かわいそうだよ。』
『そうよ。あんなに小さい子供とお金も持たずに旅だなんて。
なにか事情があるんですよ。』
イサック:
『……チッ!
おい!この人達のおかげだぞ!!』
『……。』
『じゃあ、早速仕事をやる。ちゃんと働けよ!
ライディア宿屋、香草の香りに行ってハニーハーブティーをもらって来い!
それと、勘違いするなよ、この仕事に報酬何てものは一銭もないからな!わかったか?
見張ってるからな!逃げたらただじゃおかないぞ!』
『えーと……ライディア宿屋、香草の香りで……ハニーハーブティー。分かりました。』
『フン!わかったらさっさと行け!』
『お兄ちゃん、一緒に連れて行って!ね?』
−− 振り返る。 −−
『うん、一緒に行こう。』
『やった!!パレンシア海岸入口の方から行こうよ〜ね?』
『パレンシア海岸?でも、急がないと……。』
『やだ〜やだ〜アナベルはパレンシア海岸入口に行くの!!』
−− ナステとヒーラーの間を抜け、町の出口へと走って行く。 −−
『あれ?一人で行っちゃだめだ!』
−− アナベルの後を追いかける。 −−
■イサックとアナベル以外は小セリフ枠。ヒーラーのみ顔つき小枠でした。■
□
−−暗転−−
■ここは何とも言えない場面ですよねぇ……。
何と言うか、商人さん苦労させられたんだろうなぁ……。クリス辺りに。■
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