Home > ティチエル(Ep2C0 ゼリーキング討伐) 1p・2p・3p・4p・5p
−− 宿へと向かうために銀行を出た2人。魔法商店裏手の角でほおひげ団が何かをしている。少し離れた場所に猫が座っている。 −−
『おい、おまえら。
金はないのかよ、金は。』
『金はないのかよ、金は?』
『ないよ!ソーセージを買うお金もないのに、おじさん達にあげるお金なんかあるわけないでしょう?』
『おじさん達も貧乏なくせに……。』
『なにぃ?
このくそガキが!痛い目にあいたいのかよ!』
『あいたいのかよ!』
−− 魔法商店側へと歩いてくるティチエルとミラに視点が移る。十字路中央よりやや下で立ち止まる2人。 −−
−− 辺りを見回す。 −−
『あら?猫の声が聞こえますぅ』
『あたしも聞いた。
あの猫かもな。』
−− 魔法商店方向へと走るティチエル。 −−
ティチエル:
『捕まえたら報酬はでるかな?』
−− 立ち止まる。 −−
『あら!
いた!いたですぅ!』
−− 再びほおひげ団。 −−
『ふん、俺に生意気なことを言ったらどうなるか教えてやる。』
−− 猫に視点が移る。 −−
『あそこに猫が見えるだろ?
よーく見ておけ!』
−− 爆弾を取り出し、猫に投げつけるフィスカー。そこにティチエルが猫の傍に来て座り込む。 −−
−− 爆弾の直撃を受けるミラ。 −−
『…………。』
『また……お前らか!!!』
『ひ、ひぃぃぃっ!!!』
−− 隙を見て逃げ出す、ディックとレミー。 −−
フィスカー&パーク:
『ひ、ひぃぃぃっ!!!』
フィスカー&パーク:
『このアホどもが!
おい、そんなに痛い目にあいたいのか?』
『ぎゃあああーーー!』
『ぎゃあああーーー!』
−− その場から逃げ出すフィスカーとパーク。後を追うミラ。 −−
『まあ、かわいい〜〜。』
□
−−暗転−−
−− 戻ってくる。 −−
『まったく!
なぜむかつくことばかり起こるんだ?』
−− 顔を真っ赤にし、怒る。 −−
『あいつら、逃げ足だけは速いんだな。』
『今度はただじゃおかない!
半殺しにしてやる!!!
たたきのめしてやる!!!
ぐおぉぉぉぉぉつ!』
−− 立ち上がる。 −−
『半殺し?
たたきのめす?』
『うっ……。』
『猫がみつかった。早く飼い主に返して、ほおひげ団のヤツらを追うぞ!』
『早くマグノリアワインに行こう!』
『は〜い!!!
おねえさま、きっと喜ぶと思いますぅ。
えへへ。』
−− 猫を連れ、南方向へとその場を立ち去る2人。立ち去った後にターバンに赤いリボンの少女が北側から歩いて来る。 −−
『あら?猫さんどこにいったのかな?
ふえぇん……ミルクも買ってきたのに。
飼い主に会えたのかな?
ホントかわいかったのに……。』
『しかたないよね……。』
□
−−暗転−−
『あら、いらっしゃい。
もしかして、猫を……?』
『猫さん、見つけましたぁ!!!』
『ありがとう!
早くデビ姉さんに知らせてあげて。
とっても喜ぶと思うわ。』
−− デビの所へと移動する。 −−
『あれ、タマちゃ〜ん。』
『もう、この子ったら。
いったいどこに行ってたのぉ?』
『猫さん、本当によかったですぅ。
えへへ。』
『ありがとう、おふたりさん。
ちょっと少ないけど、受け取ってよ。』
−− SEEDを手渡す。 −−
『わーい。ありがとうございましたぁ!』
−− しゃがみこむ。 −−
『かわいい猫さん〜、もうおねえさまから離れないでね〜♪
では、さようなら〜。』
−− 立ち上がる。 −−
『では、これで。』
『ありがとうございました。』
−− 酒場出口付近へと移動する2人。 −−
『元気でね〜。』
『ほおひげ団は今頃どっかに隠れてるだろう。見つけ出すのは難しいな……。』
『宿屋海の中へにでも行ってみるか。』
『は〜いっ!』
『ナルビクで一番の宿屋 海の中へ だ。』
『料理がおいしいと評判で、グルメ達に大人気らしい。』
『ホント?
わたしたちも食べてみましょうよ〜。』
『うん?お客さん、オーダーですかね?』
■ 名前が、宿屋のオーナーでしたが使い回し画像で。 ■
−− オーナーの方を向く。 −−
−− ティチエルの方を向く。 −−
『ダメだ。
罰金さえも払えないのに、料理なんて。』
『はは、お嬢さん達、うちの店の料理を味わえないままナルビクを去ったら、絶対後悔することになるよ。きっとね。』
−− ミラがオーナーの方を向く。 −−
『料理の味は私の保証付きさ。
今はふところがわびしいようだが、あとにでも一度食事をしてみなさいな。』
『はい!ぜひ食べてみたいです〜。』
『そうかい、お嬢さん。
いつでも来なよ。』
『はい、では〜。』
『じゃあな。』
−− 出入口付近まで歩いてきて立ち止まる2人。ティチエルの方を向いて立ち止まるミラ。続いてミラの方を向くティチエル。 −−
『これで、もう全部回ったな。』
『あれ?ひとつ抜けてま〜す。
真っ黒でガイコツの飾りがあった……。』
『それは シャドウ&アッシュ だな。』
『お嬢ちゃんには別に関係のない場所だ。行っても意味がない。』
『う〜ん……。』
□
−−暗転−−
■ おまけのシャドウ&アッシュ。行く必要のない場所ですが一応行ってみました。立ち絵無しの会話のみでした。 ■
−− 入口付近で建物奥を見る。 −−
−− 振り返る。 −−
『ここはおまえとは関係のない場所だ。
もういいだろ?
じゃあこれから アクシピター に戻って、任務完了の報告をしないとな。
行くぞ!』
『はい……。』
−− シャドウ&アッシュを後にする2人。 −−
『そうか、ティチエルと見物をしたのか?
ティチエル、面白かったかい?』
『は〜い!面白かったですぅ!
と〜っても〜!』
−− ティチエルの方を向く。 −−
(そりゃおまえは面白かったろうが……。)
−− シュワルターの方を向く。 −−
『ふむ、ティチエルも面白かったと言ってるし、最初の任務は成功だな。』
『もういいのか?』
『では、二度目の任務だな。』
『次の仕事はなんだ?』
『今度は街の外を案内してくれ。』
『何だと?
これではベビーシッターじゃないか!
あたしは保護者じゃないぞ!?』
シュワルター:
『いったいあたしを何だと思ってるんだ!』
−− ミラの背後に移動する。 −−
『ふえぇぇ〜ん……おねえさ〜ん……。
わたしのことが嫌いなんですか……?』
−− 振り返る。 −−
『おいおい、なんで泣くんだよ!?』
『わたしはおねえさんのことが大好きなのに……しくしく。』
『わたし、なにか悪いことしちゃったんですかぁ……?もっと頑張りますから……。』
『そ、そんな目であたしを見るなっ!!!』
『そんなんじゃないって!
あ〜あ、頭が痛くなる。』
『ふふふ……。
じゃあ、行ってきなさい。
任務完了の証拠として、トゥートゥーというモンスターを狩っておいで。トゥートゥーの殻20個を持ってくればよい。』
−− 怒り心頭でシュワルターの方を向くミラ。 −−
『わぁ〜〜い。今度は街の外ですか!?
うれしい〜〜!』
−− 振り返る。 −−
『ふん!』
−− シュワルターの方を向く。 −−
『あたしはな、ただこいつが泣くから、しかたなしについていってやるだけだ!
分かったな!』
『行ってくる!』
−− 執務室を後にする。 −−
『では、行って参りま〜す。』
−− 続いて執務室を後にする。 −−
『ティチエル……いいのか……。』
□
−−暗転−−
『支部長、王室より命令書が届いております。』
−− シュワルターが振り返る。 −−
『うむ、読もう。』
□
−−暗転−−
−− アレンがシュワルターのそばまで歩いて来て命令書をに手渡す。それをシュワルターが読む。 −−
−− 顔を上げ、振り返る。 −−
『王室よりモンスター討伐令が下った。ゼリッピの母体ゼリーキングに賞金がかけられている。』
『モンスターの討伐令ですか。王室の支援はありがたいですが、実際に効果があるかどうかは……。』
『陛下の方針なのだ。国王陛下の決定に従うのが、臣下としての義務であろう。
隊員達を収集しろ。全隊員を参加させたほうがよさそうだ。』
『はっ、了解しました。あと……これは未確認情報なのですが……今回はシャドウアッシュも参加する公算が濃厚かと。』
『……ふむ、頭が痛いな。』
−− 少し右手側に歩く。 −−
『隊員たちと問題を起こすかもしれん。注意が必要だな。』
□
−−暗転−−
■ゼリーキングのゼの字がようやく出てきたこの二人組。長い長いとは思ってましたがここまでとは……。
@2回じゃ足りないかもしれません。
そしてリンさんですよ、リンお姉さーん!最初がマキシだったせいもあり、かなりのギャップに驚愕した記憶があります。■
→続きの話、アクシピターへ
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