テイルズウィーバーチャプターネタバレ

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アナベル・デル・カリル

Magnum Mysterium

パレンシア海岸

パレンシア海岸

  −− パレンシア海岸入り口で立ち止まり、追いついたイサックの方に振り返るアナベル。 −−

アナベルー不満

『アナベル、足痛い。』

イサックー普通

『大丈夫か?おんぶしてやろうか?』

アナベルー不満

『やだ。』

イサックー普通

あせあせ
『じゃあ、少し座って休むか?』

アナベルー普通

『うん。』

  −− アナベルがその場で座り込み、右隣にイサックが座る。 −−

イサックー普通

『名前はアナベル?』

アナベルー普通

『うん。アナベル。とりあえずは。』

イサックー普通

?
『とりあえずは?』

アナベルー普通

『……。アナベルをアナイス・デル・カリル(Anais del Caril)と呼ぶ人もいた気がする。』

イサックー普通

『そうなんだ。じゃあ、アナベルはニックネームみたいなもの?』

アナベルー笑顔

『アナベルもわかんない!アナベルはアナベルなの。だよね、くまさん?』

イサックー眉間皺

(変わった子だな……。)

イサックー普通

『……。俺の名前はイサックなんだ。』

アナベルー普通

『だから?』

イサックー眉間皺

汗
『イサックと呼んで欲しいなと思って。』

イサックー普通

『お兄ちゃんって呼んでたから……。人前でそういうふうに呼ばれるのは困るんだ。』

アナベルー驚き

『何で?』

イサックー笑顔

あせあせ
『そう呼ぶと君の両親が嫌がるからな。それに、俺の妻や娘達もがっかりするしね!ハハ。』

アナベルー驚き

『……。ママと子供がいるの?』

イサックー普通

『うん、俺には家族がいるんだ。だからこれからはイサックと呼んでな。』

アナベルー背け

『やだ!あたしの勝手よ!』

イサックー汗

お化け
(すごいわがままだな。いや、これが普通なのか?ジェニが大人しすぎるのかもな。)

  −− 少しの間。 −−

イサックー普通

『さあ、十分休んだな?歩けるか?』

アナベルー普通

『うん。』

  −− 歩き出す2人。 −−

イサックー普通

  −− 歩きながらたずねる。 −−
『あの、アナベル。』

アナベルー普通

『何?』

イサックー普通

『これからはお店のものを勝手に持ち出すのはダメだよ。わかった?』

アナベルー背け

『アナベルはやってないよ。くまさんがお腹空いたって言うから。』

イサックー汗

汗
『……。じゃあ、後でアナベルがくまさんに説明してあげな。』

アナベルー普通

『うん。』

イサックー普通

『ありがとう。』

イサック:!!
アナベル:?
  −− 行く手方向からハゼを連れた背の高いアフロ頭と、背の低いフードを被った男性が走ってくる。 −−
アフロ頭の男性:ひひひひ

ほおひげだん

フィスカー

『おい!何で止まる?』

パーク

  −− 振り返る。 −−
『大将、背が高いやつは、ち、近くで見たらけ、結構強そうだよ。』

フィスカー

『う、う、うるさい!
オレ達は強いんだ!』

パーク

『だ、だよね?
フィスカー大将は強いよ!』

イサックー普通

  −− アナベルと2人組の間に割って立つ。 −−
『アナベル、下がってて。』

  −− パークが振り返る。 −−

イサックー普通

『なんだ?何か用でもあるのか?』

パーク

嬉々
『おまえら馬鹿か?ハハ、ハハハッ!大将、こいつらが用事があるか聞いてるけど?』

フィスカー

嬉々
『おまえら馬鹿だな!それを聞く馬鹿がどこにいるんだ?
ハハハハ!やっぱり田舎モンなんだよ、な?パーク、オレの言う通りだったろ。』

パーク

『さすが!大将は天才だよ!』

アナベルー猫被り

『あの丸っこいブタクマは何?アナベル遊んでもいい?』

イサックー汗

  −− アナベルの方を向く。 −−
『ブタクマ?』

  −− パークがアナベルの方を向く。 −−

フィスカー

怒り黄
『ブタクマ?オレがブタクマ?!痛い目に遭いたいのか!』

アナベルー号泣

『アナベルが間違ったの?ブタクマじゃないの?
可愛いからつい……。アナベルのこと嫌い?ぐすん。』

パーク

あせあせ
  −− フィスカーの方を向く。 −−
『た、大将!ちっちゃいやつが泣いた。ど、どうしよ!』

フィスカー

怒り黄
『知らん!オレをブタクマだと?!やっちまえ!』

パーク

  −− 2人の方を向く。 −−
『そ、そうだ!やっちまえ!』

イサックー真剣

  −− 臨戦態勢を取る。 −−
『子供の前だから我慢したいけど……アナベル気をつけろ!』

アナベルー普通

『……。』

−−壊転−−

ほおひげ団退治
  ほおひげ団との戦闘で勝利
可愛いからブタクマって言っただけなのに、何でアナベルに怒るの?ブタクマにブタクマと言うのはダメなの?もう、こらしめてやる!

  −− イサックがほおひげ団に近寄り、発勁・乱を撃つ。その攻撃にダメージを受けるほおひげ団。 −−

フィスカー

『ギャアアア!!』

パーク

『ウアアアッ!!』

フィスカー&パーク:お化け

フィスカー

『に、逃げよう!
このサーカス怪力おじさん強いぞ!』

パーク

『逃げよう!
ちっちゃい方は邪悪なサーカス猫だ!!』

  −− 一目散にその場から逃げ出すフィスカーとパーク。 −−

+経験と称号『サーカス怪力おじさん』『邪悪な猫』+

イサックー汗

があん
『……。サーカス怪力おじさん……?何それ。』

アナベルー不満

怒りぐるぐる
『アナベルには邪悪な猫って言ったの!』

イサックー普通

  −− アナベルの側に近寄る。 −−
『怪我はないか?』

アナベルー普通

『うん。くまさんも無事だよ。』

アナベルー不敵

(このおじさん結構強いじゃん!
一緒に行動すれば便利そうね、フフッ。)

イサックー普通

『よかった。でも変なやつらだったな。』

アナベルー普通

『変なんじゃなくて足りない人なの。
アナベルはすぐわかるの〜。』

イサックー笑顔

嬉々
『ハハハ、そうか!俺はどうだ?どんなやつに見える?』

アナベルー不敵

『サーカス怪力男。』

イサック:があん
  −− 少々の間 −−

イサックー普通

(ひと安心だな。
一人で何もできない子だと思ってたんだけど。自分の身は守れそうだな。)
『よし、また歩くか!』

アナベルー猫被り

があん
  −− 座り込む。 −−
『アナベル、足痛い。怖いおじさん達を見たら足が震える。
アナベルもう歩かないもん。もうあのおじさんのお店に行かなきゃいいでしょう?ね?』

イサックー普通

『ダメ。約束は守らないと。』

アナベルー不満

『フン!これ全部おじさんのせいだよ。アナベルはおつかいするなんて言ってないのに!
おじさんがやるなんて言うから行かなきゃいけないんじゃない!』

イサックー普通

『間違ってはいないけど……君を助けようと……』

アナベルー背け

『アナベルは助けて欲しいなんて言ってないよ。』

イサックー普通

『……。そうだな、アナベルは助けてとは言ってないよな。
俺の足にぶら下がって”お兄ちゃん〜お兄ちゃんお腹空いた〜ぐすんぐすん〜”こんなこともアナベルは言ってないよな?』

アナベルー不満

ひひひひ
『何で勝手にアナベルのマネするの?キモイ!サーカス怪力男!』

イサックー笑顔

『ハハハ、何でもいいさ。急ごう、邪悪なサーカス猫!』

アナベルー侮蔑

怒りぐるぐる
『アナベル動物じゃないもん!バカ!』
  −− 急に立ち上がり勢い良く出口へと走っていく。 −−

イサックー汗

『おい〜、一人は危ないぞ!』
  −− 歩いてアナベルの後を追う。 −−

−−暗転−−

お遣いに行く途中
  ライディア宿屋のアビエスに会う
邪悪なネコ?アナベルにそんなことを言うなんて……酷い。
でも、このおじさん強くない?一緒にいれば安全かも!
早くハニーハーブティーをもらいにライディア宿屋に行こう。あの変なおじさんに持って行こう。

喫茶店 香草のかおり

  −− 喫茶店内に入ってくるイサックとアナベル。 −−

香草のかおり

アビエス

『いらっしゃい。香草のかおりへようこそ。』

イサックー普通

『こんにちは、ナルビクからおつかいに来ました。』

アナベルー笑顔

ハート
『あ!きれいなお姉さんだ!こんにちは!アナベルも来たよ!』

アビエス

てれ
『子供は嘘をつけないんだから、ホホホ。
アナベルって言うのね。名前が可愛いわ、アナベル。
アナベルもおつかい中?』

アナベルー猫被り

『うん、したくないけど……。お兄ちゃんはまだママのことを忘れられないみたい……。
一人にするとママの写真見て泣いているんだよ。』

アナベルー普通

『だから……、アナベルお兄ちゃんが心配なの。それで一緒におつかいするの。』

イサック:お化け
アビエス:!

アビエス

『あら、ごめんなさい。そんな事情があるとは……。二人で大変ね。』

イサックー困惑

『だ、大丈夫です。』
(こいつ、また何てことを!)

アビエス

『あら!話に夢中になっちゃったわね、何のおつかいですか?
何を差し上げましょう?』

イサックー普通

『あ、ナルビクのある商人からハニーハーブティーをもらってくるように頼まれたんです。』

アビエス

『あら……。今は材料が足りないんです。
材料があればすぐ作れるんですが……。』

イサックー普通

『そうなんですか?材料は入手が難しいとか?』

アビエス

『いいえ、そんなに大変ではありませんわ。
蜂蜜10個、グリーンハーブ10個、レッドハーブ10個を集めてきてください。』

アナベルー困惑

『え〜多い。』

アビエス

『やっぱり無理かな?』

アナベルー困惑

  −− イサックの方を向く。 −−
『アナベルには無理だよ。足が痛いの。
アナベルはここできれいなお姉さんと遊ぶ。いいでしょ、お兄ちゃん〜。』

イサックー普通

  −− アナベルの方を向く。 −−
『アナベル、そうはいかないぞ。一緒に行こう。』

アナベルー背け

  −− 右側に顔を反らす。 −−
『やだ、アナベル行かない。きれいなお姉さんと一緒にいるの。』

イサックー普通

『ふむ……。
あのさ、アナベル。きれいなお姉さんが今言った材料全部覚えてる?』

アナベルー驚き

  −− イサックの方を向く。 −−
『え?えーと……蜂蜜10個、グリーンハーブ10個、レッドハーブ10個。でしょう?』

イサックー笑顔

『さすが〜アナベル賢いな!さあ、行こう。
お兄ちゃんは暗記が苦手なんだ、だからアナベルが教えてくれないと。』

アナベルー不満

怒りぐるぐる
  −− 再び右手側を向き、手にしたクマのぬいぐるみを床へと叩きつける。 −−
『やだ、やだ、やだ!!ぐすん……。バカ!サーカス怪力おじさん!!』

イサックー普通

  −− アビエスの方を向く。 −−
『では、行ってきます。少し待っててください。』

アビエス

『ホホホ、いってらっしゃい〜。』

  −− 数歩出口へと向かい振り返るイサック。 −−
アナベル:怒りぐるぐる
  −− 再びクマを抱えるアナベル。2人で外へと向かう。 −−

−−暗転−−

ハニーハーブティー材料収集
 蜂蜜10個
  グリーンハーブ10個
  レッドハーブ10個
ハニーハーブティーを作る材料が足りないなんて……うう〜ん。
蜂蜜10個、グリーンハーブ10個、レッドハーブ10個を手に入れてアビエスお姉さんのところに行こう。もたもたしてたらあのブタおじさんがあなべるをまた怒鳴るかもしれない。
アビエス
材料を持って来てくれたんですね!
少し待ってくださいね。ハニーハーブティーを作って差し上げますから。少々お待ちを。
こんなに可愛い妹がいるなんて、イサックさんは幸せですね、ふふ。

喫茶店 香草のかおり

  −− 喫茶店へと戻って来る2人。 −−

アビエス

『お帰りなさい。無事でしたか?』

イサックー普通

『はい、これ材料です……。』
  −− 蜂蜜10個、グリーンハーブ10個、レッドハーブ10個を手渡す。 −−

アビエス

嬉々
『ちょっと待ってくださいね。私がすぐ箱に入れて包んであげますからね。』

イサックー普通

『あ、ゆっくりで大丈夫です。』

アビエス

『二人で苦労してるようですね。でも、二人だから寂しくないですよね?ホホホ〜。』

イサックー笑顔

『あ、はい。ハハハ。』

アビエス

『はい〜ハニーハーブティーですよ。』
  −− ハニーハーブティーを手渡す。 −−
ハニーハーブティーは余分に入れておきましたよ。
頼まれた分だけ渡して、残りは二人で召し上がってくださいね。
たまにはゆっくりお茶を飲む時間も必要ですからね〜ホホホ〜。』

アナベルー猫被り

ハート
『アナベルとくまさんはここでお姉さんと住みたい。』

アビエス

大ハート
『あら、可愛いこと〜。
お兄ちゃん寂しがるわよ〜。』

イサックー笑顔

  −− アナベルの方を向く。 −−
『そうだよ、アナベル。アナベルがいないとお兄ちゃんは毎晩泣いちゃうな。』

  −− アナベルがイサックの方を向く。 −−

イサックー普通

(こんな所でこんなことまで言ってるなんて。メルに知れたら怒られるかもな。ハハハ。)
『もう行こう。おつかい中だからな。』

アナベルー普通

『くすん……わかった。アナベル我慢する。
きれいなお姉さん、バイバイ〜くまさんもバイバイって言ってるよ。さようなら〜。』

アビエス

バイバイ
『バイバイ〜また遊びに来てね。お気をつけて〜。』

イサック&アナベル:バイバイ

−−暗転−−

ナルビクへ帰還
わ〜、喫茶店のお姉さんは心もきれい。
アナベル、ハニーハーブティー飲みたい!ナルビクに行ってブタおじさんに渡してから、飲もうっと。

■イサック&アナベル珍道中。若干ですが、セリフが違いますね。
振り回してるなぁ。■

→続きの話、再びナルビク

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