Home > ティチエル(Ep2C0 ゼリーキング討伐) 1p・2p・3p・4p・5p
■ 寄り道 ”シャドウ&アッシュ” ■
−− シャドウ&アッシュ建物内部へと入ってくるティチエル。入り口付近で立ち止まり、周囲を眺めると再び歩きベクレールに話しかける。 −−
『こんにちは〜。』
『はい、何の御用で?』
『あのぉ……ここがアクシピターですか?』
『ここはアクシピターではありません。
シャドウ&アッシュです。』
『あら?そうですか?
ふーん……。』
『うちは暇じゃないんです。
いたずらや冗談はやめてください。』
『え?
いたずらじゃないのに……。』
『あのね、そんなに怒らないでね。
わたしがいいものあげるわ。』
『では、さようなら〜。』
『あ……さ、さようなら。』
−− ティチエルがその場から立ち去る。 −−
□
−−暗転−−
■寄り道でシャドウ&アッシュに立ち寄った際のイベントです。
ベクレールの名前が 【レジ】 になっていました。
……役職でさえない……。不憫なベクレールです……。■
−− アクシピター内部へと入ってくるティチエル。 −−
−− アレンに尋ねる。 −−
『こんにちは〜。
ここがアクシピターですよね?』
『そうですが、どういったご用件ですか?』
『わぁ〜い、やっと見つけたですぅ。
わたし、ティチエルといいま〜す。
シュワルターのおじさまはいますかぁ?』
−− 顔を背け考える。 −−
(シュワルターの……お、おじさま?まさかこの子が新しい隊員かな?)
−− 向き直る。 −−
『シュワルター支部長をお探しですか?
支部長は外出しています。
アクシピターに登録に来たのですか?』
『はい?登録……ですかぁ?』
『よく分らないけど……。
そうなのかなぁ……?』
『最初にテストを受けてもらいます。』
−− 手元の本を開く。 −−
『簡単な任務ですよ。
アクシピターには訓練用の剣があります。
しかしだいぶくたびれてきたのでその剣を修理しなければなりません。』
−− 本を閉じる。 −−
『剣の修理には修繕道具を使います。
それを貰ってきてください。』
『分りましたぁ。いってきま〜す!』
『はい。では、いってらっしゃいませ。』
□
−−暗転−−
『修繕道具を持ってきましたか?』
『は〜い!ここにありま〜す。』
−− アレンに修繕道具を手渡す。 −−
『初めての任務を成功させましたね。
買い物にお金がかかったでしょう?
報酬を受け取ってください。』
+ SEED +
『ではシュワルター支部長に申告してください。
あちらの執務室にいらっしゃいます。』
『はい、ありがとうございましたぁ!』
−− 奥にある執務室へと向かう。 −−
『名前を登録するのを忘れてましたね。
お名前は……?』
−− 立ち止まり振り返る。 −−
『は〜い。
わたしはティチエルといいま〜す。』
−− 再び奥の執務室へと向かう。 −−
『ティチエル?
あれ、新隊員はそんな名前だったかな?』
−− 慌てて後を追う。 −−
『あ、いや、ちょっと!』
□
−−暗転−−
−− 執務室にティチエルが入ってくる。たたずむシュワルターが振り向く。 −−
『うん?誰かね?』
『シュワルターのおじさま!
わたしです。ティチエルです〜!』
−− 歩み寄る。 −−
『なに?ティチエル?
いやぁ、ちょっと見ないうちに大きくなったじゃないか?ははは。
で、お父上は元気かね?』
『今日はパパのお使いですぅ〜。』
『うむ?何のことかね?』
『パパがこれを、シュワルターのおじさまに渡しなさいって。』
−− 手紙を手渡す。 −−
−− 横を向き、手紙を広げ読む。 −−
『ふ〜む……。』
『じゃあ、わたしはもう帰りま〜す。』
『シュワルターのおじさま、ではまた〜。』
−− ティチエルの方を向く。 −−
『ちょっと待ちなさい。』
ティチエル:
『君のお父上はしばらく旅に出るそうだ。
その間、君のことを私に任せるとのことだよ。』
『ええ〜?パパが……?旅に……?』
−− 左横を向く。 −−
『ふ〜ん、変なの。
そんなこと言ってなかったのに……。』
『しばらく、ここで過ごしたらどうかね?』
−− ティチエルがシュワルターの方を向く。 −−
『なに、君のお父上が帰るまでの間だ。
心配や遠慮は無用だ。』
『じゃあ、わたし、何かお手伝いします。
お世話になるばかりじゃ……。』
『なら、ここで私の仕事を手伝うかね?
アクシピターの仕事をだよ。』
『うわぁ〜ホントですかぁ〜!
面白そう〜!
わたしガンバっちゃいま〜す!』
『パパが帰ってくるまで、ここにいま〜す。
ありがとう!』
『はは、ありがたいのはこっちだよ。』
−− 執務室に入って来たアレン。ティチエルが右方へと移動する。 −−
『なにごとかね?』
『あのう……人違いでした。新隊員の名前はティチエルではありません。申し訳ありません。私の責任です……。』
『いや、いい。
この子は当分ここにいることになった。
アクシピターの仕事を手伝いながらね。』
『え?
はあ……。そうでしたら……。
わかりました。
それでは失礼いたします。』
−− 執務室から出て行く。 −−
−− シュワルターの方を向く。 −−
『わたし、実はさっきアクシピター隊員が受けるテスト任務をしてきましたの。』
『はは、そうだったのか?
仕事はどうだった?
面白かっただろう?』
『はい、とっても面白かったです!』
−− 振り返る。 −−
シュワルター:
−− 誰かが勢い良く執務室に入ってくる。 −−
『うちの船が何をしたというんだ!
なぜ出港停止にされなければならんのだ!
今すぐあたしの部下達を解放しろ!!!』
−− 遅れてアレンが入ってくる。ミラよりもシュワルターに近い場所で立ち止まり振り返る。 −−
『や、やめてくださいよ!』
−− アレンの方を向く。 −−
『何の騒ぎかね?』
−− アレンがシュワルターの方を向く。 −−
−− ミラに気が付き近寄る。 −−
『あら?
さっき出会った親切なおねえさんだわ!』
−− ティチエルの方を向く。 −−
『うん?さっきのお嬢ちゃん?
どうしてこんなとこにいるんだ?』
『あ……あの……この人は”紅い射手”の船長ミラといいます。
出港停止のことで……。』
−− シュワルター達の方を向く。 −−
『おまえがここの親分、いや支部長か?
おまえとあたし、親分同士で話がある!』
−− シュワルターがミラを見る。 −−
『うちの船がなぜ出港停止にされるんだ?
あたし達は何もしていない!
しかも部下達を捕まえるとは!!!
理由を言え!』
−− ティチエルがシュワルターの方を向く。 −−
『ふむ……「紅い射手」か……。』
−− 右手側を向く。 −−
『船の出港停止はしかたがない。
王室の方針だからな。
アノマラド王室は海賊に対して厳しい処置をすると決めた。それに君達は何度も騒動を起こしている。当然の結果だ。』
−− 再び前を向く。 −−
『それに、ここでは言葉に気を付けたほうがよいぞ?
こういう場所で騒ぎ立てたという事実だけでも充分だ。今すぐ牢獄行きにしないだけでも、ありがたく思うんだな。』
−− シュワルターに詰め寄る。 −−
『なにぃ?あたしを牢獄にいれるだぁ?
こっちは話し合いで解決するつもりだがそっちは違うようだな!』
−− 数歩シュワルターの近くへ近付く。 −−
『おねえさんが何か罰を受けるんですか?
このおねえさんはいい人なのに……。』
『ほう……。
君、ティチエルと知り合いかね?』
『なに?』
−− ティチエルを見る。 −−
−− 元いた位置まで走ってその場を離れ振り返らずに答える。 −−
『いや、別に……。』
『私からひとつ、提案をしよう。』
−− 振り返る。 −−
『うん?なんだ?』
『しばらく、うちのティチエルの面倒をみてくれ。そうするなら君と君の船のことは、少し考えてもいいだろう。』
−− ミラの方を向く。 −−
『そうですよ、おねえさん。
わたしといっしょにやりましょうよ〜!』
−− 数歩前に進む。 −−
『たわごと言うな!
あたしに子守をしろってのか?
死んでも嫌だ!』
『死んでも……?』
−− 右手側を向く。 −−
『なら今すぐ罰金を払え。当然、部下達にも、それぞれ相応の処罰が下る。』
『なに、部下達まで??』
−− シュワルターに背を向ける。 −−
−− 正面を向く。 −−
『船長のくせに、自分のくだらないプライドで部下達を困らせていいのかね?』
『うっ。』
−− シュワルターを見る。 −−
『そっちの要求を正確に話してみな。
話くらいは聞いてやってもいい。』
『アクシピターの仕事をするティチエル。しばらくこの子の面倒をみてくれれば、金額や期限について考えよう。
どうかな?君にはいい提案だろう。
ティチエルがナルビクにいる間だけだ。』
『しばらく、か……。』
−− 再びシュワルター達から離れ振り返らずに聞く。 −−
『しかしその言葉を信用できるか?』
『私はアクシピターのナルビク支部長だ。
ウソは言わんよ。』
−− 振り返る。 −−
『面倒をみるって、何をするんだ?』
『まず最初の任務だ。
ティチエルに町の案内をしてくれ。』
『なに?案内?』
−− シュワルターに再び詰め寄る。 −−
『このあたしに、子供を連れて、観光ガイドみたいなことをしろと?
冗談もたいがいにしろ!』
『あたしを愚弄してるのか?
これ以上はあたしも我慢できん!
港をぶち壊してでも出てってやる!』
−− 出口に向かって歩いて行く。 −−
−− ミラの方を向く。 −−
『ぐすん……。わたしはおねえさんのことが好きなのに……。』
−− 振り返る。 −−
『な……なんだ?』
『おねえさん……わたしのことがそんなに嫌いなんですか……?ぐすん……。』
−− 泣き続ける。 −−
『こ、こいつ。なんで泣くんだよ?』
『わたしのことが嫌いだから……わたしと町の見物をするのも嫌なんですね……。
ぐすん。』
『ううっ。き、嫌いとは言ってないだろ?
あたしが……何をしたっていうんだ?』
『なら、こうするのはどうかね?』
−− ティチエルがシュワルターの方を向く。 −−
『うん?』
『賭けをするんだ。4面サイコロを二度投げて、高い目の出た者の勝ち。
そして勝った者の言葉通りにするのだ。
これが簡単で納得のいく決め方だろ?』
『うわぁ〜面白そう〜。』
『賭けか?
そいつはありがたい提案だな。』
−− 数歩前に進む。 −−
『よし、やってやろうじゃないか!』
『では、このサイコロを投げてみなさい。
君から行くか?』
−− シュワルターの傍に寄る。 −−
『分かった。
あとになって後悔しても遅いぞ?』
−− 元いた位置まで戻りサイコロを振る。 −−
『2回連続で4が出ないとティチエルの負けだな。』
『ふふ。おまえ何て言ったけな〜。
いまさら撤回しても遅いぞ!』
『今度はティチエルが投げてみなさい。』
『は〜い。』
『2回続けて4だ。ミラ、君の負けだ。
アクシピターの仕事を手伝いなさい。
ティチエルの面倒をみながらね。』
『なに?あたしの負けだと?
これ、イカサマじゃないのか?』
『イカサマ?信じられないならもう一度やってみなさい。』
『もう一度だ!
今度こそ勝負をつける!!!』
『ふーむ……。』
『あたしが先だ!』
『さあ、4と3だ。
また連続で4を出せるかな?』
『じゃあ、今度はわたしの番ですぅ。』
『ははは、今度もティチエルの勝ちだな。
納得したかね?』
−− 後ろを向く。 −−
『信じられない……。あたしの負け……。
こいつ、とんでもなく運がいいのか?』
−− 前を向く。 −−
『わぁ〜うれしい〜!
おねぇさんといっしょだぁ。うれしいなぁ!』
『認めない!何かがあるに違いない。
あたしは帰るぞ!』
−− 帰ろうとする。 −−
『待て!
勝手な振る舞いはそこまでにしろ!!!
さっきも言ったはずだ。
今すぐに牢獄に放り込めると。
そんな君にここまでのチャンスをやった。
それなのにこういう行動は困るな?
部下ともども牢獄のブタになるか?』
『しらん!あたしは帰る!』
−− 更に出口へと向かって歩く。 −−
−− ミラを追う。 −−
『あら?おねえさ〜ん!』
−− 振り返る。 −−
『お嬢ちゃんはついてくるなよ!』
−− 歩いて出て行く。 −−
−− ティチエルがシュワルターの言葉に振り返る。 −−
『ははは、ついていってみなさい。』
−− ミラの後を追って走り出ていく。 −−
□
−−暗転−−
−− ミラに建物を出た場所で追いつく。 −−
『ついてくるなって言っただろう!
なんでついてくるんだ!?』
『おねえさん!どこへいくんですか?』
『関係ない。個人的な用事だ。』
『そうなんですかぁ?じゃあ、どこへ?』
−− 人差し指を突きつけ言う。 −−
『つ・い・て・く・る・な!
分ったか?』
『う〜ん……でも、シュワルターのおじさまがいっしょに行きなさいって……。』
−− ミラの傍に寄る。 −−
『いっしょにいるとだめなの?ねえ?』
−− 背を向ける。 −−
『ええい、しらん。
勝手にしろ!』
『えへへ。よろしくぅ♪』
『うう……酒が飲みたくなった。』
−− 歩き出すミラと付いて行くティチエル。 −−
★ ミラサイドのサイコロ勝負と比べてみる ★
→ミラサイドへ 別ページ開く
□
−−暗転−−
■ココで終わり、ではなくまだまだ続くのですが、容量の関係で一旦切りました。
長いです……この部分……。
それにしてもティチエルは当然ですが、ミラお姉さん運いいですよね?(まぁ、理由があるわけですが……)
今回も少々容量オーバーしています。
シベリンの時よりも重いです……。(滝汗)
やっぱり長いこのイベントが原因でしょうか……?■
★ ミラサイドと比べてみる or 続きを見る ★
→ミラサイドへ 別ページ開く
→続きの話、酒場 ブルーホエールへ
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